地球から来た男/ 星新一
星新一読むのなんて何年ぶりだろう。高校生?いや、中学だったろうか。20年ぶりは言い過ぎかな、と思っても18年は前のことだと思うから大した差はない。年取ったなあ。
何となく、Twitterやtumblrで見かけて読みたくなって、とりあえずと手にとってみたのだけどいやはやこれが面白い。本自体は30年近く前のものなんだけど、古臭くないのはSFダカラというだけのことではなくて、言葉の選びかたとかそういうのの影響だという。「受話器を置いた」ではなくて「電話を切った」みたいな。なるほど。
だいたいにおいてモグロフクゾウみたいのが出て来てドーン!ってなるんだけど、ハラハラしながらささっと読めて、結構あっと言う間に読み切ったな。ただ惜しいのは表紙や挿絵が和田誠じゃなかったことで、やっぱり星新一といえばあのイラストだよなあと思うのですよ。
改めて今読むと、何だか違った感じがするもんだな。おもしろかった。