女たちよ!男たちよ!子供たちよ!/ 伊丹十三

女たちよ!男たちよ!子供たちよ!/ 伊丹十三
先日図書館の書籍交換会でただでもらってきた本。ずいぶん時間がかかったけど読了。伊丹十三の本は「ヨーロッパ退屈日記」を父親の本棚から取ってみてたの以来だけど、この人の文章はとても好きだし、育児論の色々は見ていて感心したり納得したりするポイントも多かった。

ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)

ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)


父親として子供と接している目線や、学者諸氏と対談している時に子育てを語っている視線、その辺がなかなか鋭くて、今更ながらに惜しい人を無くしたものだと思い知らされます。

子育て日記みたいなものを書いてる立場としては、全力でお進めします。多分中古とかでしかないと思うけどとりあえずアマゾンにはいくつか中古が出ていました。まあ、視点が古いと言えば古い。16年前の本だってさ。でも良いこと色々書いてましたよ。結局育児書や育児論なんて、どれもそれなりに正論でその人なりの考えなんだけど、良いところだけ取って自分はどうしたいのかとか子供はどうなりたいと思ってるのかとかその辺のバランスみたいなものだからな。でもまあ、面白かったです。
女たちよ!男たちよ!子供たちよ! (文春文庫 (131‐5))