大阪府大の「まちライブラリー」の「〈河内長野企画〉なんば発、奥河内行き。」というイベントに行って来た

こないだ灯しびとのボランティアの人と話してる時に、zeppの隣に大阪府大の施設があって、「まちライブラリー」という持ち寄り型の図書館があるという話を聞いて面白そうだなと思ってたらちょうどわが町河内長野のイベントが開催中ということで面白そうなので行って来た。イベント初日の今日は「かわちながの世界民族音楽祭」の運営委員会代表の方が話されるというので行って来た。大黒町から木津市場を抜けて、南海本社のビルの中。どえらいきれいである。

〈河内長野企画〉なんば発、奥河内行き。かわちながのタイムトラベル展& 8週連続 かわちながのサロン@まちライブラリー 「キーパーソンと語り合う河内長野の未来」 - まちライブラリー@大阪府立大学


▼内装がきれいである。これは足を運ぼうという気になる。実際には遠いのでしんどいけど
シャレてる


到着して、しばらくの雰囲気的に参加者の方がほぼ顔なじみであることが伺えて、まあこういうのにありがちなアウェイ感を楽しみつつ気軽に楽しもうと気軽に構える。参加者は15名ほど。自己紹介みたいのが簡単にあって、どうやらチラシや告知を見てきたのはほんの一部で、いろいろとなじみの人が集まったらしくてこの辺はイベント運営の難しいところでもあるけど、まああまり気にせず自分は話を聞きたくて来てるのでそれに集中。


スピーカーの方の来歴やかわちながの世界民族音楽祭のなりたち、どういうことを考えながらどういう活動をしてるのかという話を聞いて、なかなかに面白いなと思ってのめり込んで聞いてた。郊外都市、古い地元の人と僕みたいに新興住宅地でよそからきた人が入り交じって、難波まで電車で30分、緑も山も棚田もあって最近は「奥河内」なんてむずがゆいキーワードで売り出されてるけれど、なんでそこでワールドミュージックなのかということはさておき、それが結構長いこと継続されて、音楽好きの間ではサイクルスポーツセンターなんかよりもよっぽど河内長野の看板になってて地域活性化みたいのにつながって行く。


▼奥河内、むずがゆい


関係者で市役所の人もたくさん見に来てたんだけど、僕はどうも「地域活性化」とか「市民協業」とか「イクメン」みたいな言葉の響きが苦手で、やってることはすばらしいと思うし、何かを進めて行けばそういうことになるんだろうけど、地域活性云々みたいのも、実情とかはそんなに知らないけど行政がやってるというと大義名分とハコモノが先行するイメージなのもあって、でも音楽とか食べ物屋とかキャンプ場でもクラフトの工房でも、ソフトが先にあれば足を運ぶきっかけになるし、地元の人にとってはワークショップとかを通じて毎年のお祭りみたいなものになるし、遠方から来る人も毎年なにか面白いことが起こる、他で聴けない音楽が聴けるイベントとしてやっぱり足を運ぶきっかけになるんだよなー。

もちろん、そんなソフトもない地方都市が国内に山ほどあることは確かなんだろうけど、河内長野はソフトもいろいろと充実して来て、それを行政がきちんとフォローしてるというかバランスよく進んでる感じが伺えて、なんだかいろいろ面白い話が聞けたなと思います。

そう、祭りってね、中にいる人にとっては心地が良いものなんだけど、市内どころか町をまたぐだけで完全に除外されて疎外感があって、むしろその結束とか輪っかの外にいるので居心地が悪い原因だったりするんだよね。奥様の祭り好きはその輪の中にいるからでてくるもので。だからこそ音楽とかワークショップとか、そういうのに気分が行っちゃうんだろうな。


いまは堺にすんでいて、灯しびとという大きなソフトで地域のためにボランティアとして参加しているのだけど、マンションの自治会はいわゆる地域の祭りには参加していなくて、その上で地元に参加して行くというか、なんか言葉がうまくつながらないけど、自分にできることを、一つずつ、長く続けてやって行くことが大切だなーという風に思いました。


個人的な感想だけ並べたので何のレポートにもなってないけど、まだ何回か企画はあるようなので時間の都合が付けば話を聞きに行ってみたいもんです。