インターステラー/ クリストファー・ノーラン

いろんなところで評判が良かったのけどなかなか機会が作れず見れてなかったインターステラーを見て来た。惑星感移動、少し未来の地球環境が悪くなってきて、人類がもう地球に住めない、それを救うために人類移住できる星を探す、というSFでとてもベーシックなテーマの話なんだけど、まあとにかく映像がすごい。

科学的考察をふまえてSF映画を作るというとんでもないことになりつつ、宇宙とかワームホールとかの映像がもうすごくて、物理とか宇宙とかのことに詳しいとかってことでもないけれど、SF小説なんかで読んで自分の中で妄想してた世界が広がってるとか、映画を見つついろんなことを考えたり相対性理論ってなんだっけとか、そんなこと考えながらみてるんだけどとにかくまあ映像がすごくて、169分ってすごく長いんだけど、いや、長いなと思いながら見てるけどでも充実感もすごくてお腹いっぱいになるんだよなあ。

科学や宇宙や、そういうことに知識がある方がもっと映画が楽しくなるし、その辺理解せずに見てると家族愛だけの映画にとどまってしまって映画の魅力半減だよなと思ったりするけど。

「インターステラー」のSFっぷりは一体どれぐらいで何がスゴイのか、SF小説とかSF映画とか大好き野郎が見るとこうなる - GIGAZINE


去年の正月に「ゼロ・グラビティ」を見に行って、宇宙の映像すごいなと思ってたけど、淡々と静かで脅威的な宇宙の物語だったゼロ・グラビティと違って、インターステラーは冒険とかSFのワクワク感があって、その辺は見てて違うところかなと思ったり。あとは、いろいろあるけど宇宙人が出てこないのが良かったなーと思う。SFとか宇宙ものの映画は、宇宙人がでると一気に作り物感が出てしまって、かつそこに対しての説明とか文脈が問われてしまうんだけど、映画の中に出て来た星はどこも荒涼とした無人の星で、それ故にメインのストーリーにちゃんとフォーカスがあたっててまっすぐだったなと思うのです。

もちろんけっこうとんでもな展開もあるんだけど、そんなこといちいち言っててもしょうがないし、この映画の面白さってそういうことじゃないよなーと思うんだよねえ。宇宙の映像がとにかくキレイなので、Blu-rayが出たら買おうかなと思ったり。子供が小さい間はオーディオを5.1chにするのとかは難しいなと思ってたけど、そろそろスピーカー増やしても大丈夫なような気もするので、フロント2chで使ってるのでフロントハイとかリアとか、ちょっとずつ増やして行きたいなーと思いますよ。


なんか久しぶりに何度でもみたいなと思う映画で、終わってからも関連情報とか重力や相対性理論やそういうことを調べたり概要を眺めたりしてる。今日も娘と話してたけど、学校で習うことはそれ自体にはそんなに意味は無いかもしれないけど、勉強する、ってことはとても面白いことで、そのためには国語や算数ってのが基本になって、子供は今のところ勉強好きっぽいけど、そういう勉強の面白さとかってのをちゃんと伝えてあげたいなーと思いました。映画に出てくる主人公の娘も、10歳でモールス信号を調べて理解したりしてたけど、まあそれはないかなーと思いつつも、子供がいろんなことに興味を持てるようにいろんなことにチャレンジすることと、興味を持ったことをちゃんと支援してあげられるようになりたいなと思いました。


SF映画見てて子供のこというのもなんだけどね。シンプルに映画としてとても楽しかった。また見に行きたい。今週くらいでもう終わりっぽい感じで平日昼間しかもうやってないけど。