「お父ちゃん、キャンプ行こうよー!」と子供に言われたこと

年末年始の休みの間に子供らが「キャンプ行きたい!」とか「今度のお休みにキャンプ行こうよー」とか言ってて、ここ2年くらいの洗脳がじわじわと効いて来てるなと実感するのであります。いや、まあ特に好きになってくれればいいなと思ってる訳でもないけれど、でもまあそうやって言ってくれるとなかなか嬉しい。2人ともキャンプ行ってるときは楽しそうにしてるものな。

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昨日娘が「眺めのいいキャンプ場に行きたいなー」と言ってたので、今年はどこに出かけようかとか、どこでキャンプしようかとか1年の予定を何となく考えてて、子供らも喜ぶ所はあるかなーと思って探してみてた。まあ、要望をそのまま探していいキャンプ場を探してみるのも喜んでもらえるだろうけど、結局子供らは外で遊ぶとか、テントで寝るとかBBQとかそういう非日常的なことが楽しかったりするだろうから、場所よりもそういったところに出かけられること自体が重要なんだろうなと思います。

多分子供たちは「キャンプ」が好きなんじゃなくて、テレビとかiPadとか他にいろいろ楽しかったり時間がつぶせたりするものが無くて家族みんなで向き合って遊んだりしゃべったり、ご飯食べたりするのが楽しいてのもあるんだろうな。普段の生活に反省すべきところもあるけれど、それが家の中じゃなくてキャンプ場でテント張っておでかけして行く楽しさってのもあるだろうからなかなか難しいなあ。家の中の日々の生活で完結することではなく、旅の中で補完されて行くというのか。多分同じ理由で子供らは電車でおでかけするのが好きで、特急で対面で座って行った旅行とかはやっぱり楽しそうにしてる。車でのおでかけより電車が好きなのはそういう理由だろうな。


今は海外だの遠くの温泉だの飛行機や新幹線で行くようなところまで旅行行くような余裕もないけど、僕も旅行は好きなので暇とお金さえあればちょくちょくいろんなところ行きたいのもあるので、車で2時間程度で行けて安上がりに旅行できるのは嬉しい。旅って、いいねえ。家族旅行としてキャンプに行く分には当然家族4人で行く前提だけど、去年の夏に奥様抜きで父子3人(と友人1人)でキャンプに行った時に思ったのだけど、母ちゃん抜きでゆっくり過ごすという時間はけっこう彼らにとっても大きな経験になって、特に甘えん坊で母ちゃんに依存しているような息子も、母ちゃんがいないならいないでけっこうしっかりと自分でいろいろやるようになって、一緒にいると今でもやっぱり甘えるんだけどそうじゃない環境を作ってやることも大事だなあと思ったりして。


▼夏の父子キャンプ
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今年はなるべく、奥様抜きで父子で何かできる機会を増やしたいなと思っていて、今日寝る前に息子をベッドに寝かせて「今度はお父ちゃんとお姉ちゃんと3人でキャンプ行こうね」というと、意外や「お父ちゃんと2人でキャンプ行きたい」と言って来た息子。あら、男子あこがれの父子2人旅か。いやあ、ちょっとテンション上がるなあ。てか、そんなこと考えてたんだなあ。

年末年始、2人で公園行って遊んだりとかしたのがすごく楽しかったみたいで、けっこう甘えてお風呂でも添い寝でも「お母ちゃんが一緒じゃなきゃいや」みたいなことを言うんだけど、意外とその選択肢を外して考えさせると甘えずに何でも自分でやろうとしたりするから、そういう「母離れ」のタイミングを用意してやることも大事なんだろうなと思います。それは結果として娘と母を2人にすることにもつながって、いつも弟に母をとられてる娘にとっても大事なことだろうなと思います。息子が大きくなって来てきちんと会話したり意思を伝えたりできるようになって来たことで、家族4人の組み合わせとか関係性とか、そういうのがどんどん変わって来ててこれからもっと面白くややこしくなるんだろうなと思います。

去年は5月から10月まで月1くらいのペースでキャンプしてたけど、今年はもっと気軽に行けたらいいなと思います。調べてて無料のキャンプ場もチラホラあるし、高スペックの快適なキャンプ場に行くときと、無料でふらっといける所に出かけるときと、そういうのをうまい具合に使い分けて外で遊べたらいいなと思います。子供としっかり向き合って遊ぶこと。一方的に面倒を見る立場だったここまでから、息子がどんどん変わって来て家族の中の関係性が変わってくる。そういうのを常に気にかけながら何がいいのかを考えたり話し合ったり、共有しながら戦略を練って行く。やっぱり夫婦ってのは「ずっと恋人」みたいな関係よりも、RPGのパーティみたいなもんだなあと改めて思います。


設備がそんなに盛りだくさんでもないので、まずはあったかくなって気軽にキャンプできる季節になるのが待ち遠しい。子供たちも楽しみにしてるし、僕もあれこれ欲しいものもあるしなー。うむ。