2人で読書

結婚してもうすぐ9年目の冬、ここ1週間くらい初めて目にする光景が我が家で広がっている。といってもそんなに特別なことでもないんだけど、奥様と2人で本を読んでいる時間が最近増えた。本ね、ほとんど読んでなかったのです。

僕は学生の頃はよく読んでたし好きな作家もあるけれど、奥様はもともと読書の習慣がなく、活字を追うのが苦手な方だった。映像が好きで、活字でもマンガでも、頭の中でレンダリングして映像にしながら読んでるという特殊な能力に依るところも大きいと思うけれど、雑誌も含めてほとんど本を読まない。

家で2人でいる時間は短いので、そうなると必然的に一人でやることはやらなくなるし、代表的なのはゲームと読書で、まあゲームはもともとそんなにしないけど家でやることはほとんどないなあ。2人でいる時間にわざわざ一人でやることしなくてもと思うし。僕の本好きもそこまでプライオリティー高いわけでもなかったので通勤電車でたまに読んだりするけどコンスタントに読書してるって感じでもなかったりしてた


友人に勧められて読んでた「ダイナー」が、奥様のどこかにピタッとはまったようで、エンターテインメントとしての読書がちょっと楽しくなってきたらしい。分厚い本が、ページをめくると左手に残る量が少なくなってきて、そのバランスと物語の展開が気になったり、みたいなところも楽しいらしい。そうそう、それはKindleでは絶対に得られない読書体験なんだよねー。うむ。

こないだ京都で恵文社行った時に「何か選んで」と言われたのでそんなにややこしくない(ややこしい本しか置いてない本屋だけどね)森見登美彦を選んでプレゼントしたのを読み始めたところ。この後は、「サクリファイス」「ダヴィンチコード」「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を勧めようと思ってる。僕も長らく読んでなかったので勧める前に読んでみようとページをめくる。ああ、読書楽しいな。娘さんも図書室で本借りて読むのが好きらしいのでなんか嬉しいな。


ソファに座って、2人でめいめいに本を読んでる。うむ、なんかいいな。映画とかサッカーとかアニメとかそういうのもいいんだけどね。長らく本を読んでないと何読んでいいのかよくわからんのでとりあえずは昔の好きだったやつを引っ張りだして読んでるところ。読書楽しい。