7歳姉と4歳弟のパワーバランス2014

ここ数ヶ月、子供たち2人のパワーバランスが変わって来たなと思うことが多々あって面白い。家族とか兄弟とかというのが、そういう関係性とか人との関わり方とかの一番小さい単位であってきっと自分らで体験しながら学んでるんだろうなと思う。

息子は言葉が遅かったので幼稚園に入るまではほとんどしゃべらなくて、聞いてることはわかってるんだけど自分でしゃべってリアクションするってこともなく、基本的には姉の後ろをついて行って従順に従っていた。姉もそれを良いことに、面倒見もいいし弟のことを気にかけてもいるし、「お姉ちゃんがやってあげるからね」といいつつも基本的には従順な弟を従えて言って聞かせる。というと聞こえはいいけど簡単に言うと支配的圧政。「弟くんはあほやからお姉ちゃんの言うことちゃんと聞きなさい」的な。

なので、兄弟の関係というのはとても一方的で、幼稚園や小学校でいろんなものを見聞きしているお姉ちゃんが、弟にいろいろ教えてあげよう、というような感じ。ところがこれがここ数ヶ月はだいぶ変わって来た。息子も幼稚園になじんで来て、仲のいい友達もできて、外の社会で人との関わりが出て来て言葉も目に見えてしゃべるようになって来た。そうなると明確に半期も翻すし自分の要求も言うし、なんでもかんでもお姉ちゃんの言う通りというわけにはいかなくなってくる。「弟くん、こっちおいで、これこれするよ!」「いやだ、行かない。電車で遊んでる」みたいな感じになってくる。まだまだ支配的で、弟の従順さは全然あるんだけどそれでも以前のように一方的な感じではない。


そうなると当然姉も遠慮するし、一方的に言って聞かせるのではなくちょっと様子をうかがうようになる。姉弟2人とも「自分が意図しないことを無理矢理やらされる」と「自分がやりたいことを無理矢理やめさせられる」が結構明確に嫌いなので、僕もちゃんと何をするか何がだめかを説明するようにしてるけど、2人の間でもそういう感じが見え隠れしてて面白くなってくる。ちゃんと説明するし、反対もする。パワーバランスが明らかに半年前と変わって来てる。

異性の姉弟なので、2人で一緒に何かをするなんてのも後少しなんだと思うし、息子が小学校に上がったらまたいろんなことが変わってくるだろうと思うけど、一緒に遊んだりしてる様子を見てるのはなかなか楽しいものである。これからまたドンドン変わって行くんだろうけど。面白いな。