娘、息子と夏の旅 2014

夏休みを取って、子供ら二人と旅に出てきた。お母ちゃんは去年の僕と交代制でフジロックに行っているのでその間5日間子供たちと過ごすことになり、車に乗り込んで西へ東へ。いろいろどうなることかと思っていたけどとても楽しかった。昨日帰ってきて今日は選択と片付けに追われていたけど、いやいや、楽しかったな。

自分が小1の時、YMCAのキャンプで六甲山に行って、キャンプっても野外活動センターみたいなところのドミトリーに泊まるんだけど家族を離れて一泊で、もう小学生だから何でも自分でできるみたいに思ってたこととか覚えてて、娘にも同じように夏休みのことを覚えててほしいなと思ったりしたのでなんとなくがんばろうと思ったのです。

▼荷物を軽に詰め込む。小さな車に荷物積んで、みたいな感じで
家泊含む3人3泊のキャンプ用品。荷物厳選して軽の積載考えて用意しなきゃなー

一日目:実家へ

実家へ帰って一番あつい時間は部屋でのんびり遊んで、果物やお菓子の歓待を受け、一段落ついたところで近所の川で川遊び。自分が小さい頃に遊んでたところで子供を遊ばせるのってなかなかぐっとくる。タイムラインはただ流れて行くけどつながっててそしてループしてる。それを父親(じいさん)が眺めてる。深いところで飛び込む小学生、遠くでBBQしてる大学生、あんな深いところこわいよー、とかビビってる子供たち。面白いなあ。

大量のごちそうが机に並ぶ夕食、普段と勝手の違うお風呂でテンション上がって、寝る前に花火して、「お父ちゃんも一緒に寝ようよ」とかちょっと寂しそうなこと言いつつ横になってるとそのまま寝落ちて朝になる。近所でラジオ体操やってて(うちの校区ではやってない)せっかくだから見に行こうと思ってたら6:30になっても子供らは起きない。そんなもんか。

二日目:鳥羽へ

友人が住んでる鳥羽で大きな花火大会があるので遊びに行く。家に泊めてもらいつつ、ベランダから眺める花火がとてもきれいらしい。荷物を詰めて、またも出発。旅から旅へ、ロードムービーの気分である。

▼途中で八尾空港によってみた。反応はそれぞれいろいろ。セスナがドンドン飛んで行くので面白い。
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八尾のキャンプ用品店で必要なものをいくつか買い足して、生駒辺りでキャンプ仲間一人ピックアップして鳥羽へ。途中で気がついたけど高速が平日料金である。まあしょうがないけど。花火の写真はあまりちゃんと撮ってない(そもそもちゃんとなんか撮れない)ので割愛。とてもキレイだった。花火なら何でもきれい、みたいなことではなくて、個々の創意工夫や大きさ、距離、本当にキレイだったな。海面を上から見下ろして水面に映える色を眺めて、大きな音に思いのほか子供らもビビること無く見続けている。いやあ、面白かったなあ。

その後は家の中で子供ら遊ばせつつ大人たちは飲みながらやいのやいのと話している。初対面の人とも話したりしてて、なんか夏っぽい。いい夜である。そして子供らがうとうとしてきたので抱えて寝かしつけてたらそのまま寝落ち。なんだろう、この安心感。

三日目:志摩へ

▼朝、窓からの景色はすごい霧で町が埋もれている。すごい。
朝です

またも車に乗り込んで志摩へ。海のすぐそばのキャンプ場。途中寄り道したり買い物したりしてるうちに夕方いい時間になったけど、かなりの猛暑だったので日が落ちてからでもぜんぜん泳げる。浜で遊んでるだけのつもりだったけどあつかったので勢いで飛び込む大人。おそるおそるついてくる子供二人。

▼御座白浜ビーチ。白い砂浜と透き通った海水。すばらしいビーチだった。
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▼新兵器、ユニフレームのファイヤーグリル
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▼炭に火を入れる。夜の始まり
着火! #父姉弟2014


▼クツワムシも遊びにきた。足に止まってすこしもぞもぞしてびっくりした。
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▼そして夜は更けて行く
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この日は寝落ちせず、友人と二人でいろいろしょうもないことを話す。いいなあ、いいものである。酒飲んで、火をつついて、だらだらと話している。たまらん。

四日目:海で遊んで帰路につく

▼朝食は途中で買い込んだ分厚いハム。格安でした
ハム。ブロックで


▼そしてまた海。うだるような暑さだったけど、海中は当然涼しくてだらだら遊んでた
そうさ、僕らいまはしゃぎすぎてる夏の子供さ #父姉弟2014


お昼でキャンプ場をチェックアウトしてそのまま大阪へ。子供らは遊び疲れて後部席でぐっすり。大人たちは前の席でどうでもいいことをだらだらと話しながら帰ってきた。



振り返ってみても何もしてないな。車に乗って移動して、泳いで食べて寝ただけ。みんな少し日に焼けて、母ちゃんや友達がたくさん向かってるフジロックの経緯を見たりするくらいで他に何にもしてない。これでよかったんだろうか、わからない。

でも、けんかしたり多少おこったりしながらも、子供たちとけっこう話をたくさんできたし、知らなかったいろんな話を子供らから聞くこともできて、とても有意義だったな。こういうとあれなんだけど、母ちゃんがいないのもよかったな。二人とも母ちゃん大好きで取り合いっこになるくらいなので不安も大きかったけど、いないからといって特に泣いたりもせず、甘えさせてくれるところが無いのでなんとか話をしようとする(それは僕にとっても)。できれば車じゃなくて電車に乗ってちゃんと向かい合って座って話ができたらなおいいんだけど、18切符をシェアして旅するには彼らが自分の荷物をちゃんと持ってくれる(かつ考えてまともに行動してくれる)ことが必須になってくるので、そうなるとやっぱり弟が小3くらいになってからだろうか。

なるべく来年からも父姉弟の旅をしてみたいな。母ちゃんの息抜きにもなるしな。うむ。明日からまたがんばろう。