広島まで友人の結婚式に行ってきた

大学生の頃からの友人が、38にして結婚するというので招待されて広島に行ってきた。18の頃に大学の中庭で出会ってからもう18年。いろんなことがあったな。フジロック初めて一緒に行ったのも彼だったし、披露宴でトイレに入ってたら隣の人らが「もう10年くらいの付き合いになるので長い方ですかねー」なんて言ってたのでどうやら僕が最長らしい。

学生の頃より昔?それはまあどうでもいいと思ってて、地元とはいえ、まあ大学で離れるといろいろ断絶するし、僕だって結婚式のパーティーに地元の友達枠で来てくれたのは一人だったからそんなもんだと思ってる。人によるだろうけど。

学生の頃に一度先に卒業した友人(年齢は3つ上なのだ)を訪ねて家に行ったことがあり、ご両親とはその時以来ぶりで改めてご挨拶。「この旅は誠におめでとうございます」なんて口をつく程度には僕も大人になったなーと思うし、今回の式で一通りもう友達の分は終わってしまったんじゃなかろうか。30も後半になると呼ばれること自体減ってくるもんね。

子供たち二人も、お祝い事には華を添えるような役割だと思うのでキレイなカッコさせて一緒に参加して、途中の神楽なんかも楽しんでた様子。よかったよかった。が、まあ子供にしてみれば結婚式も旅行も、それほど楽しいもんでもないんだろうなと思ったりして。今回は広島まで山陽道とばして車で行ってみたけど、さすがに姉ちゃんが小学校に上がって交通費もこれから全員で出かけるとなると馬鹿にならなくなってくるし、福山に親戚もあったので帰りに寄ってこようと思ったのもあって電車でなく車にしてみたのだけど。
でも、前に家族で福井までカニ食べに行ったのを子供たちがとても楽しく覚えていたのはカニのせいでも温泉のせいでもなくてサンダーバードに4人で向かい合わせにして座って、トランプしたりお弁当食べたりしながら電車に揺られていたからで、車で全員が前を向いて目を合わせることもなく(チラチラミラーで見てはいたけど)ってのは彼らにとっても初めてのことなのでやはりどことなく詰まらなさそう。そらそうだわなあ。

結局のところ、子供らに取って一番楽しいのは、親と一緒に何かをしてる時か、飯食ってるときか、公園で滑り台で遊んでる時、のいずれかというのが今まで経験上思っているところ。完全に近所の公園→ファミレスで飯食って→スーパー銭湯行って帰る、で十分おつりがくるのである。旅行の連れて行きがいがない。だから今回はいろいろ行きたいところも詰め込まず、ところどころ公園を見つけては滑り台だのブランコだので遊んでて、結局、こんな旅行ができるのも本当に後数年なんだろうなあなんてことを考える。移動中も、ゲームと音楽でイヤホンつけてめいめい好きに過ごしているだけ、なんてことになるんだろうな。それは良い悪いの問題ではなく一般的に見かける家族の旅行の風景だったりするものな。自分がそれを望んでいるというのではないけれど。


いろんなところに連れて行って、いろんなものを見せてやりたいなと思う反面、結局今のうちは近所の公園とスーパー銭湯で十分だなと悟ってしまったりもしつつ。車が手に入って行動範囲は広がったけど、その辺いろいろ気をつけながらやっていきたいなと思います。