馬場紹升写真展 やわらか・い

イーマ1階の展示スペースで、友達が展示をやっていたので見に行ってきた。写真をやってて、カメラマンとしてやってるらしいことはFacebookとかで知ってたんだけど、昔個人の作品をちょっと見せてもらったのは10年も前で、あらためて見るのはなんか恥ずかしい。しかも前に合ったのは数年前に夜中まで残業でタクシー拾おうとしてふらふら歩いてたときにすれ違ったとき以来とかそんなの。でもまあ、とにかく写真を見に行った。
馬場紹升写真展 やわらか・い | イベント&ディーバ情報 | E-MA[イーマ]

これがなんというかすごくいいなと思って、僕が知ってた頃の本人の荒くれだってた感じともまた違って、写真がやわらかい。タイトルが「やわらか・い」というくらいなのでずいぶんやわらかい。わー、いきっとんなーと思うんだけど写真のリズムがよくて、それは構図とか空の広さとかみててすっきりするというかしっくり来るというか、同世代の、にたようなもの見てきてる人の「ああ、こういうグラフィックとか好きだったんだろうなあ」みたいなのがわかりやすくて、写真的というよりグラフィック的なアプローチも好感を持った理由。

最近はこういう作品的な写真を撮ろうとしないけど、学生の頃とか一眼レフを下げて町を歩いてた時とか海外に行ってあれこれ見てる時とかに「あ、これ」と思って自分の気持ちいいところで切り取っておさめようとするときに、自分の触手が動いた感じとかそういうのを思い出して、共感とか「そう、それそれ」みたいのとかが、当たり前だけど自分よりもっとうまく切り取って色を付けて飾ってあるので、「あー、それそれ」ってなる。写真てすごいな。

空気感とかメッセージとかよりも、絵になる光景とか自分が見てるものをどう伝えるかとかなんかそういうことがわかりやすかったな、と。普段はタンタンとカメラマンで物取りだの広告写真だの撮ってる人間が、自分の撮りたいものを「作品」として世に出して行くこととかってみてて面白いなあと思うのです。写真楽しいな。またちょっと撮りたいと思った。あと外国いいなと思った。


4月の7日までやってます。梅田あたり通る機会があればぜひ足を運んでみてください。なんかいい感じです。