CDの移動販売とやらに行ってきた

奥様の弟くんから連絡があって、大阪でCDの移動販売をしてるDJの人があるから、もし近くで行けそうなら買ってきて欲しい、と。知らない人だったけどちょうど出る用事があったので面白そうだし行ってきた。

個人で音楽作って、TwittertumblrSoundCloudで音楽流して、普段はフリーで音源流してるけど手売り限定のCDです、と。なるほどなー、なんかすごくわかる気がするな。音楽を買うとかCDを買うとかってことがなんだかとても特殊なイベントになっていると思ってて、周りには音楽好きな人が多いからCDやレコードや買ってる人がおおいのだけど、実際自分はというとCD買うのって年に1枚あるかどうかくらいで、アルバム丸ごとiTunesでダウンロードするのも年に2回くらいとかかな。音楽の聞き方自体も中学生の頃に必死で小遣い貯めてCD買ってひたすら歌詞も覚えて聞いてた感じはなんかもうなくなっちゃったなあと思う。

それをわざわざ東京からやってきて販売しようとか上記の沙汰じゃない。ライブに来てとかでもなく単純に売りに来て、という。なるほどなあ、時代とともにいろんなことが変わるんだなあなんて。

とりあえず、帰ったらやっぱりリッピングしてCD自体が再生されることってそんなにないんだと思うけど、わざわざ足を運んで買いに行ったというその感覚はずっと残ってて、なんかそれって面白いなぁ。ネットで見かけた人に会いに行くというとまたちょっと違うけど、でもそういうの嫌いじゃない。表向きとはいえ素性の一端は見えている安心感というのかな。

そして、子供が大きくなった時に、ネットにはYouTubeを始め、SoundCloudみたいなところに無数に音楽が散らばっていて、過去の名作から最新のアイドルまでがおしなべて視聴できる状態になっているという状況で、僕や奥様が少しずつ買い揃えた音楽のライブラリが家のiTunesで60GBくらいのアーカイブになってる中で、娘や息子はどんな風に音楽を聴いてどんなものを好きになったりして行くんだろうかととても興味深い。

よく流している曲の中でも好き嫌いはあるようだし、テレビで見たやつを流してとか言うけどそれも親の趣味で偏ってるのでPerfumeとかボブマーレイかけて欲しいとかいうわけで、なんか行く末がとても楽しみだ。

てとこで帰ったらのんびり音楽を聞いてみよう。CDを再生する音楽機器はないのでパソコンのドライブに突っ込むわけだけど。