八田亨展/ Meetdish

灯しびとの集いでお世話になってる八田さんの個展に行ってきた。前に京都で一度見に行ったのでそれ以来、ちょうど一年振りくらい。

話してると朗らかでムードメーカーでぐいぐい行くタイプの人なんだけど、実際見てると慎重派で職人肌でとても真摯。そのギャップが面白いなあと思う同じ年のひげ面のおっさんが土をこねて作ってる器。いままでいいなあと思う物もあったり、でも粉引のシリーズは個人的にそんなに食指が動かず眺めていただけだったけど、色のきれいなやつとかスタンダードな形だけど一癖あるタイプのやつはけっこう好きで気になってた。

奥様は、八田さんには何度かあった事あるけど器をちゃんとまとめてみるのは初めてで、これまた僕と似たような反応で粉引のやつは特にそんなにって反応で、気になってみてたのもだいたい同じ。

▼持って帰ってきた6寸鉢

大きさとか、色とか、何を盛ろうかと考えながら器見てるのはやっぱり楽しいな。子供がいてそんなに頻繁に外に食べに出られない事を考えると付き合いのそれほどうまくもない居酒屋の忘年会一軒分くらいできれいな器が手に入るのだし、それを通して人とつきあえる訳だしなあ。

ある人がいってたけど、新店のお祝いに花を持って行ったりするのはその店に合うかどうかわからないから、同じお金をそのお店で使って買い物して帰るのがいいんだよ、というのは確かにそうだなあと思ったりしてね。でも義理堅いようでも食器棚には限りがあるので厳選してほんとうに欲しい物だけを持って帰るようにしてるけど。

展示は来週水曜まで。灯しびとの集い実行委員のおっさんはこんな物作ってます。ぜひみなさん見に行ってみてください。
八田 亨 展　vol.2 | 大阪のうつわ屋 Meetdish