上司が退職したこと

年度末で上司が退職。入社してしばらくは別動隊みたいなところだったけど、直属の部下として5年一緒に働いて、色んな事を教わった人だったのでいろいろ名残惜しい。でもまあ、仕方ないわな、色んな事がある。これからいろいろ大変だけど、まあまたそれはそれと言う事で。

よくよく考えると今の会社にはいるまでは上司らしい上司と言うのがあまりいなくて、立場として上位職の人はもちろんいるんだけど、仕事の進め方や考え方や、そういう社会人として仕事する事をきちんと学んだのはその人が初めてだったなあと。今までがおかしいのか。むむー。

失敗した時に叱られたり、一緒に謝りに行ってもらったり朝まで仕事に付き合ってもらったり、たくさん迷惑かけたなあと思いつつ、最後は自分の案件の納品直前でバタ付いてろくすっぽ挨拶もできなかったけれど、本当にいろいろ感謝しているのです。おかげさまでなんとかここまできましたよ。


押し出されるというのか上が抜け落ちたからというのか、気がつけば社内でもかなりの古株になって、ディレクターの中でも相対的に偉くなったのだけど、さて、何かが変わるのかはこれからの自分次第なんだろうなと改めて考える。小さな会社とはいえ、20人くらいの従業員のうちWebディレクターが6人で、その中で特性やスキルや知識のアンバランスを抱えながらも会社を成長させて行くのだから、まあやるべき事も変わって行くんだろうな。あれ、なんの話だっけ、そうそう、辞めてしまったリーダーの話だ。

その人の跡を継いでリーダーになるという話は辞退して、とりあえずは組織云々みたいな事よりも自分が立ち回りやすいようにいろいろやって行くんだろうな。教わったたくさんの事は、ビジネス書よりもよっぽど示唆に富んで、具体的に次の道を示してくれたのだけれど、ここからはそんなわけにもいかず、前に立って自分でやっていかなきゃならんのですね。えらい事だ。ま、なんとか頑張ろう。


リーダー、いろいろお世話になりました。またいつの日か改めて。