ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(ネタバレ含む、注意)

破に続いて公開初日に見に行ってきました。自分の感想や備忘録を兼ねたメモなのでネタバレ含みますが勘弁。いろんな考察やらがありますがただの個人的感想です。個人的見解を残さずしてブログの意味は無いと思うのでとりあえず書いておきますね。

▼劇場版予告

以下、ネタバレ含みます。

▼直前のテレビで放映していた冒頭部分


これを見ずに(撮り忘れてたのとそこは気にせず行こうと思ったのと)劇場まで行ったので、新鮮な気持ちでドキドキしながらみましたよ。楽しかった。でもまあ、単体の映画として面白かったかと言われるとじつはそこまで楽しかったということもなく、個人的には「起承転結」の「転」という感じが強く、「おまえらこれを見てるってことは序と破も見てるし、当然最後の4作目も見るよな?」という前提があるし(実際その通りだし)、4部作という長丁場の中で今までの話の流れをどうするとか最終作を楽しみに次まで待つとかそういう感じの作品だったなあ、と。

14年後という設定も飲み込むのに時間がかかり(エヴァの呪縛ってなんだよ)、肉体はそのまま、精神は14年間昏睡(?)だったシンジとアスカ/マリの間に温度差があったりとかアヤナミレイ(カタカナだね)は完全にクローン感たっぷりで、なかなか理解にたどり着かず、最後の終わり方も「おいおい、次どうなるんだよー」と不安になるくらいに思わせておいたりとかどうも投げっぱなし感もつよい。むむー。どうすりゃいいんだと気持ち的に放り出されたまま映画館を後にする。

もちろん個々の話やブンダーだとか伊吹マヤの台詞が少ないとかカオルくんどうよとかピアノの上達が早すぎるとか、まあ突っ込みどころ多いのはいつものことなんだろうけど、破を映画館で見た時にやたらと興奮して男前すぎるシンジにドキドキして「これは楽しみだ!ひゃほー!」とか思ってたのから3年、けっこうずっと楽しみにしてたのに、サードインパクトが自分のせいだと知って完全にバッドエンドになってたり(ファントム出てくる勢い)テレビ版の時のグジグジしたつまらない男、見ていてイライラする感じのシンジらしいシンジに戻ってるのとかが面白いと言えば面白い(エヴァ的解釈)のだけど、エンターテインメントとして映画館でそれを見てて面白いかと言われると全然そんなこともなく。


マリちゃん派としては活躍してるのは面白いのだけど、ネルフのユーロからの2人って元々面識あったんだろうかとかも気になるけど、完全にアスカのサポートみたいな役になってて(とはいえ多少馬鹿にしてる感もあって楽しかったけど)「お姫様ぁ〜」なんていいながらバトル気違いだなあと思ってみてたけど、8号機もそんなにかっこ良くもなくどうも個人的にテンション上がらない。設定とか、いろいろ投げられっぱなしになってるよなあというもやもやがどうも拭えなくてアレ。ユイが写ってた写真にマリも写ってたとか完全に見逃してる。参ったなあ。また見に行きたいなあ。そう、つまらんとか困るとかいいながらそれでももう一回見に行きたいんだよなあ。まいったなあ。


結局のところ、世界の構造を作り直すとか人類補完計画でまた新しい世界が、みたいのとか、そういうので地球の形がループしてて、パラレルというかやり直したまた新たな世界で同じように動いていてという感じなんだろうね。それでアスカが惣流だったり式波だったり、碇ユイだったり綾波ユイだったりしてるというような。マリのいる世界、マリのいない世界。とかなんとかみたいな設定もこちらが勝手に理解してるだけなんだろうけど。


まあ、全体を見て改めてもやもやしてます。とりあえず次のFINAL(リピート記号だったのでどこに戻るのかとか怖いけど)が出て、解説してくれるいろんな人がいろんなことを言う中で自分がしっくり来るところに気持ちを落ち着けるんだろうな。アキラだって何回かマンガ読んでやっと理解したみたいな感じだったしな。とりあえず次は来年だというけど、2時間でちゃんと物語が集約してまとまりますようにと願います。もう一回くらい映画館行ってみたいな。