淡路島 NewStepFestival 2012

淡路島でやってたNewStepFestivalに行ってきた。が、前夜祭だけで結局イベント当日は台風のため中止。これは本当に悔しかった。友達がオーガナイズに関わっていて、僕も出来る範囲でとWebの制作のお手伝い（と言っても作るのは同僚のデザイナーさんにやってもらったので僕は御用聞きと簡単な手伝いだけだったけど）をさせてもらってたので、友達の苦労やがんばりもわかるし、何より大きなスポンサーとか後ろ盾もなく、地元でもない淡路島で本当に面白い事をしようとしてたから、それが本当に残念。

全国各地で「フェス」というものが行われ、ある意味「成熟期」を迎えようとしています。しかしそれと同時に、僕達は、次の「フェス」を求めています。
有名無名関係なく、様々な街に存在する、刺激的で魅力的な「音」「芸術」「風土」「食」「宴」を、バンドマンやクリエーター有志がDIY精神でナビゲートする「祭り」。

これがNEW STEP FESTIVALです。

実は関西では最近、悲しくも「ダンスミュージック」というものが消されようとしています。なので今一度、海、山、緑豊かな淡路島で、皆で「踊れたら」最高です。

街に生息する、NEWSTEPPERS！全員集合です！！

風営法のあれやこれやでダンスが帰省されていたり、それ自体の是非や法のあり方、摘発のあれこれはもちろんあるんだけど、そんな中で自分たちで前に立ってやって行こうとしていて、僕も子供が出来てからとんとライブやイベントにいかなくなったけど、ゆるめの野外フェスで子供も一緒に行けたらそれが一番楽しいなあと思うし、そんな感じでとても楽しみにしてたのだけど、まあ台風には逆らえないしそこは仕方がない。

▼テントや自転車を積み込んで出発！子供もキャンプでワクワク。

2台に分乗して、総勢10名で自転車4台、テント4張りはなかなかの量で車中はパンパン。天気予報は最悪で、そらもそれなりの曇り空だけど気分だけはよくて朝から盛り上がりながら橋を渡る。

会場ついて、自転車で走って、テントを張る頃には雨で身体も冷えてるのでとりあえずお風呂に。温泉付きでのんびりあったまる。ああ、風呂もいいなあ。

▼新調した我が家のテントはなかなか快適

▼前夜祭は「taste of folklore」というフード付きのイベント

▼子供にはおにぎりも。でも「野外、夜、テント」と子供のテンションあがるもの満載でこちらも一安心。

▼目当ての人が特にいた訳でもないけど、楽しい夜だった

台風心配だねえ、なんていいながら、主催者の友人と話していると「実は、、、」と耳打ちされて翌日の中止決定を知らされる。ああ、なんていうんだろうな。言葉がかけづらい。がんばってたもんなあ、あいつ、という心情的な部分と、払い戻しとか機材とか会場とか、そういういろいろはどうなるんだろうという大人の心配と。むむー。でもまあ、台風が直撃してワヤになる事を思えば致し方ない事で、それよりも島でやってるから橋が通行止めになってしまえばそれこそ大変な事になる訳で、これは本当にキツい事だっただろうなあ、と。

その後ちゃんとステージで主催者発表があり、正式に前夜祭だけで終了の旨が告げられる。時折雨はやむけど、まあ仕方ない。こちらも子連れなのでリスクを取る訳にも行かないし、早めに離脱しようとは思っていたからなあ。飲んで、踊って、子供寝かしつけて。いい夜だった。ワンデイのオールナイトイベントとして十分楽しかった。もちろんそれだけではいろいろ成り立たないんだろうけどね。

▼明けた朝。降ってない瞬間があったり強く降り出す時があったり。

友達は当日朝から向かってくるつもりだったり、前日に淡路島入りしてて日曜だけ参加するつもりだったりしてたけど、みんなそれぞれ残念がってはいるんだけど、でもまあ、この台風だものな、と帰りの新幹線が止まったりしつつもそれなりに受け止める。実際、帰りの車はとんでもない風で、帰って荷物を運び込むのもやっぱり大変だった。部屋の中には湿ったキャンプ用品と雨のにおいが充満してて、そして1日で帰ってきたくせに思いのほか疲れてぐったりとしてたりしてね。いやはや。

来年こそ、ということはとても簡単で、チケット買って楽しみに待ってる事ならできそうだけど、当日ボランティアは出来ないかもしれないけれど、それでもやっぱり何か出来る事を手伝いたいなあと思ったりしてね。労力が必要になるべき場所がどこなのかわからないけど。また落ち着いたら友人と話しでもしてみたい。そんな半端な力が必要なのかすらわからないけど。

断片だけしか見えなくて、だれも全体像はみれなかったんだけど、それでもNewStepFestivalは楽しいイベントだった。来年、台風とかぶらない形でまた楽しめたらいいなと思う。本当にそう思う。うん。