テンションあがる仕事の事とか

Web屋になって6年半。気がつけば一つの事にこんなに長く突っ込んでいるのは始めてだなあと思ったり、今までいろんなサイト作ったよなあなんて思い起こしたりするけど、当たり前だけど気合の入る仕事とそこまで上がらない仕事があって、仕事だからちゃんと完遂するようにするんだけど、まあ、いろいろあるよね、人間だもの。

てことで少しテンションの上がる仕事がひとつ終わった話。

テンション上がるというのは個人的にいくつか要因があるけど、簡単にまとめるとこんなところか

  • 自分が好きなモノを扱っているサイト
  • 自分がターゲットに含まれるモノ
  • 企画やコンセプトメイクから携わっているサイト

まあ、簡単にいうとどれだけ思い入れがあるか、になって、34歳の僕にしてみれば化粧品とか大学入試とかはチャレンジとしては面白いのだけどサイト自体に思い入れみたいなモノは強くないし、まあ強いからといってそれがポジティブに働くとも限らないけどカメラとか子育てとかの方がテンション上がるのは事実。でもまあ最後の企画からというのが実は一番面白くて、面白いことを何か考えて人を集めるとか売り上げを上げるみたいな事を日々かせられているから、「こんな事したら面白いんちゃいますか?」と提案した事が採用されてお金をもらって形になる、というのはとても興奮する。エゴサーチとかはてぶのチェックとかしちゃうもんね。

だから化粧品みたいに具体的に自分に結びつかないモノでも面白がってやる方法はいくらでもあるし、工程として上流から関わってる方がキツいけど面白い。色んな力が働いてしかるべきところに集束して行く瞬間のやるせなさみたいのも何度も味わってきたし、課題や制限はあるからこそ広告とか表現があるとアーティストでもない僕は思うけれど、まあとにかくそんなもんだ。提案して立ち上げて、運用は他の人に任せたりしてても自分の子供みたいなモノで行く末はとても気になって眺めたりしてる。あのサイト元気かなあ、なんて。


4月から携わってきた案件が一つ終わって、自分が望んだ通りの着地点にならなかったのはまあ色んな事情で仕方ない事だけど(例えば予算やスケジュールなんかの都合とかね)、そんなのはまあ良くある事で、自分なりに勝手な思い入れとか余計な解釈挟みつつ、それでも形になったのはやっぱり嬉しいなあなんて思ったりしてね。

いつかやってみたい仕事というのは自分の中で明確にあって、それは何というか遠い道のりなんだけど、Webでよく言う「賞を取れるサイト」みたいのはなんかそんなにやりたいとは思わないけど、TwitterFacebookで話の端に上がるような事はやってみたいなと思うし、あそこの会社やあのサービスとの連携や、あとはやっぱりリアルとどれだけ繋がるかみたいのが1番やりたい事で、Webとリアルがシームレスにクロスオーバーにシナジーでシズル感のやつがいいなあと。脱出ゲームなんかもそうだけど、スタンプラリーとかイベント会場からWebでつながってみたいなやつね。

そういうフィールドで「こんな事面白そうやしやってみませんか?」から始められたら、タバコだとか化粧品とかバイクとか、自分とあんまり関係ないアイテムでも多分かなり楽しめるんだろうなと思ったりしてね。iPhoneSNSが浸透してきて、面白そうだなと思う事ができる下地は揃ってきてて、そういうところに手が届きそうな人と仕事ができたりするからやっぱりいまはなかなかいい環境で、あとは結局やるだけやなあなんて思ったりするのですよ。

いやあ、仕事楽しいよ。いろいろしんどいけどね。でもまあなんとか進んでいかなきゃいけないものな。テンション上がる仕事は、結局自分で引っ張って作って行くもんだな〜。