金環日食あれこれ

朝、奥様に声をかけられて目が覚める。「ねえ、そう言えば金環日食ってもう終わったの?」と。まるっきり忘れてたとベッドを飛び出して、太陽が見える方、表の階段のところまで出て行く。玄関から声が聞こえて、きっとマンションの中の誰かが登って見に来てるんだろうと思ったら案の定で、下の階の子供が友達やお母さんと覗いている。

つい土曜日まではいたるところで見かけてて余裕こいてたら日曜には全くどこにもメガネが見当たらないというえらい状態。朝のうちに1,400円のやつを見かけて高いなーと思って、後で安いのあるだろうとたかをくくったのが良くなかったのか、見事に見つからない。あー、こりゃ諦めるかー、テレビだテレビだ、と思ってた。

が、まさに千載一遇というのか、ちょうど家の前で眺めてたご近所さんに「どうですかー?」と声をかけると手ぶらの僕をみて「良かったら使いますか?」とメガネを気軽にかしてくれた。いやー、ありがたい。ちゃんと挨拶とかするもんだ。


改めて見てみるとちゃんと輪っかになっていて、西側の空や街並みもどことなく奇妙に薄暗くなってる。わー、これはすごい。こういうのはやっぱりテレビで見てもわかんないよなー。かっこよかった。早速家に戻って奥様と子どもを連れて「すみません、いいですか、、、?」とまたもメガネを借りる。情けないけどありがたい。はは。下の階の女の子が娘の事好きなので嬉しそうにしてくれて、一緒に見てくれたりしてたのだけど、肝心の娘はというと特にこれと言ってテンション上がるでもなく「へー、指輪みたいだねー」なんて軽く言ってる。

まあ、これで天文学に興味を持ってもらおうとか、宇宙の仕組みがどうだとかは流石に無理だろうし、何年に一回とか地球の影がどうだとか、予備知識がないとつまらんもんなあ。そういう意味ではメガネとDVDがついた冊子とか店ときゃ良かったのかな、どうだろう。「あんなの、お月様だって細くなるよ」と言ってたから全くわからないわけでもなくて、でも興味を広げるほどの事もなく、昔そんなことがあったよねと思い返すほどの年でもないんだなあと思うので、ほらこんな風にみてたんだよとこのブログを見せることになるんだろうか、よくわからんけど。

まあ、自分で好きなものに興味持ってくれたらいいと思うし、少なくとも今は絵が好きだからそれでいいかなと思うけど。

てことで、ネットで見かけたかっこいい写真をいくつかまとめておきますよ。