娘の服装がダサすぎてヤバい

奥様が娘の写真を撮ってFacebookに上げてた。ダサい。どう控えめにみてもダサい。だいたいそういう時は自分で勢いよく引出し開けて服を選んで来た時だからもうどうしょうもない。面白いけどね。

僕らはそんなに子供の服装にお金をかける方ではなくて、頑張ってる人とか親子で綺麗なカッコしてる人をみると、羨むとかそんなでもなくて、えらいなー、と思ってしまうのです。もうね、適当。息子は姉ちゃんに輪をかけて適当でお下がりも多いので申し訳なくなることもあるけれど。

娘が小さい頃は色々それでも気にかけたりこんなカッコさせたいな〜なんて思ってたけど、どうやらその頃に女の子らしいカッコをさせなかった反動なのかなんなのか今はもうこれでもかとブリブリした服が好きみたい。とりあえずピンク。何はさておきピンク。ピンクがない時は赤か黄色だそうで本人なりにいろいろこだわりがあるようだ。

出かける時に厳選して持ってきた服を見ると、大人が思うような色のバランスとか気候に応じた服装だとかそんなものは全く考慮されてなくて好きな服を好きなように重ねてて、もう一周まわってむしろ清々しくすらあって楽しい。なのでなんかあきらめ半分でコッチも面白がっててだいたいは好きなようにしたらいいやと思ってる。後はあれだ、パンツ見えるとかお腹が出てるとかそういうのは良くないんだよということをそろそろ教えてやらなきゃいけないのかもしれないけど、とにかくそんなような大人の思う諸般の事情なんてカケラも考慮されてないので面白い。


で、Facebookにあがってた件の写真は赤いタイツにピンクのジャンバー、そして極めつけは幼稚園の運動用帽子。夏の日差し対策に後ろに首を守るヒラヒラがついてるやつである。イオンに買い物に行くのに、まだ肌寒い春先に完全な日差し対策。参った。ダサすぎる。手には親戚にもらった小さな手提げバッグ、中にはハンカチやお下がりのiPhone 3Gや落書き帳はもちろん各種おもちゃが詰まってる。去年末に2人で出かけた時は驚くほどカバンに荷物詰め込んでしまいには寒い中道端でしゃがみこんでお父ちゃんの似顔絵描き出したもんな。すげえよ、あいつすげえ。


どんなもんが頭に詰まってるのかよくわからないけど、まあ無理のない範囲で好きにさせてみようかなと思っております。さすがに真冬の寒い日に夏に買った膝丈のズボンと半袖引っ張り出して「これでお出かけしたい」なんて言われた時は引き止めましたけどね。でもそんなトンデモなことやるかと思ったら「だってこのズボン、お父ちゃんにイオンで買ってもらったやつだもん!」なんてサラッと言って父親を一瞬で懐柔してしまう。恐ろしいな、こいつ。女子力の高さだけはそこらの20代にも負けてない。

あ、写真撮ろうとしてカメラ向けた時の明らかにおかしいキメポーズを見てると、小学生時分の自分自身を否応なしに思い返したりするので、せめてその辺だけでも普通にしてくれたらいいのにな〜。むむ。まあ、いろいろ求めても仕方ないし、こんだけ楽しませてくれたらそれだけで十分だと思いますけどね。いやあ、しかしあの写真はダサかったな〜。