Jリーグ DIVISION 1 セレッソ大阪 vs 柏レイソル

思い立ってサッカーを見てきた。地下鉄の中吊りに「pitapa持ってきたら2500円→1,000円です」と書いてて、家から3駅で見に行けるのでいつか行こうと思ってたけど、天気も崩れそうでもガンガンにあつい感じでもなく、あのサッカーの点とったり外したりした時に「おおおおお!!!!」とか「あーーー!!!」とかをたまにTLで共有してるけどなんかリアルにちゃんと楽しみに行きたいなあと思って。
空が綺麗だー!


先に言っておくけど僕は別にセレッソサポでもなくて(今のところ)、近くでサッカーの試合が見れるからという本当にそれだけの理由で脚を運んでみたのだけど、いやはや、これがやたらと楽しかった。セレッソサポの人に失礼な内容があったらごめんなさい。ていうか、本当にセレッソサポの人が見たら多分怒られるだろうな。でもそういう意図はないのです。
北クルバ。見やすいよ。

以前奥様出身の磐田が長居に来た時に見に行って、その時は当然のように磐田のエリアに入ったのだけど、僕は取り立ててどっちのサポでもないから単純にいいプレイがあると「お〜」とか声を上げてヒンシュクを買ったことがあったのだ(大阪弁でしゃべってたので「大阪の人なら向こう(セレッソの方)いったらいいじゃないですか!」と怒られた)。まあその気持ちはわからないでもない。でもまあ、けっこう単純にサッカーが楽しみたいのだ。


とはいえ、見てる時は便宜的に(ひどいな)どちらかのチームを応援するし、それは例えばW杯で「ボリビア vs スロベニア」みたいなどっちを応援したものかよくわからん、みたいなときもとりあえずどっちかを応援することにしてみるのだ。思い入れというか、プレーに一喜一憂するからこそ面白いのだ。で、ホームで盛り上がって人の多いセレッソを応援することにする。その方が楽しいから。と、思っていたのだけど、いやはや、今日のセレッソはすごかった。1位の柏をホームに迎えて13位、あまり詳しくないながらも香川が抜けて攻め手に欠いてるんだろうなと思っていたのだけど、とても1位と13位の試合に見えない。パスはつながるしゴール前でもきれいにかわしてきめるし、守備も乾が最終ラインまで戻ってたり、キーパーも何度か神がかったセーブを決める。えとね、便宜的にとかホームの方が楽しいだろうからとかおもってクルバの上の方に座ってみたのだけど、いやはや、本当に楽しかった。夕暮れの、きれいな空を眺めて、13,000人のサポがわいわい盛り上がってて(正直そんなに人はいると思ってなかった)、そしてなにより試合見てて勝つってのはうれしいものだ。楽しかったよ。

Jリーグはどうも人ごと感があって、野球は小さい頃に藤井寺に脚を運んでたから思い入れも強かったし、近鉄大好きだったけど、サッカーは始まった時にガンバは南河内からは遠いチームだったし、大阪からもう1チーム出てきたと言われても、それまで特に思い入れもなかったのでいきなり好きになれるかというとそうでもない。ナショナルチームはまた違うけど、それでもどこかのチームをガッツリ応援するかと言われるとそうでもない。関西のチームが勝てばうれしいし、読売だの浦和だの、関東のビッグチームが勝つと面白くなかったというだけ。でもまあ近所にそこそこ強いチームがあって、たまに安い値段で見に行けて、子供連れてスポーツ見に行くとかが気軽にできたら楽しいだろうなあなんて思うし、焼きそばかうのに並んでた時に部活帰りで友達と見に来てる中学生を見てて息子もこんな感じになるんだろうかとかいろいろ妄想したりして。7km弱、子供でも自転車で来れる距離だ。


奥様の磐田愛は強いので、週末の磐田戦にはアウェイ席に子供にサックスブルーの服部のユニ着せて行くと意気込んでいるけれど、それはまあ中学生くらいまでのことだろうな。もちろん、2000年の磐田のような、強くて美しいチームが出てきてくれたらそれはとてもうれしいことだ。でも、今日のセレッソはけっこうそんな感じだったよ。恐ろしくパスがきれいにつながる。


僕にとってのセレッソと、子供たちにとってのセレッソは多分全然違うチームなんだろうな。そして、子供と一緒にサッカー見ながら、ビール飲んでやいやいいうのも、これぜんぜん悪くない。悪くないよ。いやあ、ちゃんとサッカー見ると楽しいなあ。今度は専スタのキンチョウスタジアムも行ってみたいなあ。息子が大きくなったら、二人でおそろいのユニなんか来てさ。楽しそうだ。で、いつものホームグランドにナショナルチームがやってきたとか、チームのあいつが出てきたとかで一喜一憂するのだ。たのしいだろうな。2002年の森島がまさにそんな感じだったもんね。

純粋な気持ちではないけれど、でもまあサッカー生で見るのが楽しいのと、今日のセレッソがカッコ良かったのと、地元にプロチームがあるというのは思いのほか楽しい、というのは全部事実です。うん。

いやはや、ビールのうまい夜でした。
ビールがうまい