家庭訪問があった日の出来事

今日は幼稚園の家庭訪問だった。入園式は金曜なのだけど、担任の先生が一軒ずつ家を廻って挨拶。いろんな確認みたいのも含むんだろうけれど。上がって話して行くのかと思ったら玄関先で挨拶して終わりだったらしく拍子抜けしたらしいけど、まあ、そういう真摯なところはこちらとしてもなかなか安心するなと思いますよ。

入園式まで、あと4日。


で、仕事が終わって奥様にメールすると、娘ちゃんが今日は添い寝を拒否して1人で寝るからと奥様を追い出して眠りについたらしい。な、ぬ?

歯を磨いて、絵本読んで、添い寝してシンデレラとかかぐや姫なんかのお気に入りの話をしてあげて、それでも両腕を首に回して抱きつくようにしながら眠っていた娘が、今日は1人でさっと寝たらしい。因果関係はわからないけど、1人で寝た日は幼稚園の家庭訪問の日だった、という事実。なんだろうね。

トイレも、三歳になってからほぼずっとちゃんとできてたのが、ここ一ヶ月くらいは間に合わない事が多くて昼間もオムツ履くようにしてたけど、それもちゃんと自分でトイレに行って、1人でやったという。なんだろう、この急展開。完全に取り残されたようでお父ちゃんは少しさみしくなりましたよ。大きくなってるんだなあ、娘ちゃん。

昨日は花見の帰りで友達がたくさんきてて、たくさん遊んでもらってニコニコしてたのに、みんなが一斉に帰ろうとすると、呆然と宙を見つめたりなんかして、いや、やっぱりいろいろ考えてるんですよ、彼女なりに。いつかゆっくり話してみたいな。


弟の事、家族の事、友達の事、買い物に行くと言ったら意地でも付いてこようとすること、甘え方の上手な事。NHKの子供番組をぱったり見なくなって「もう子供のテレビは見ないよ。」とか言っちゃうこと。本当に、いろんなことを考えてて、彼女の正義や使命感や世界観があって、それはきっと僕や奥様がみてるのとはまた違う世界なんだろうなと思うのだけれど。

ま、前に一度1人でベッドに入ったのは、遊びに来てた僕の友人が泊まって行くものだと思って、客用にしてる子供部屋のベッドで1人で眠った時以来。朝起きたら友達は帰っててすごく淋しそうにしてたなあ。三歳にして男をベッドで待ってるなんて芸当をやって見せたんだから、まあなんというか、ねえ。36のおっさんですけどねw


まあでもあれだ、子供はそんな風に勝手に大きくなって行くし、やっぱり親があれやこれやとやらなくても、その時が来たらちゃんと成長して行くんだな。本当にびっくりだけど。「ほら、もう幼稚園なんだから1人で寝なきゃ」とか、言わなくてもちゃんと寝るようになる。もちろん今夜だけで明日や来週にはまた違うのかもしれないけれどね。10や、20になってもこのままじゃないしいつかは1人で寝るし、家を出て行くんだから、まあ、その日が来るまでは一緒に寝ればいいよと思うのです。息子はベビーベッドだけど、娘と三人でダブルベッドに寝ていられるうちは、一緒に寝てればいいよ、と僕は思うのです。

いやあ、でも本当に子供って面白い。今まで一人でわがままいって育って来て、幼稚園でそんなのばっかりが集まる中で洗礼を受けたり挫折したりケンカしたりして、どうなることやらとハラハラしながらも楽しみにしてて。いよいよ来週からそんなのが始まる。楽しみだなあ。お父ちゃんはいろいろ節約しなきゃいけないけどさw 「おう、幼稚園はどうや?楽しいか?」って聞いたら、なんか気まずい空気が流れたりして、お父さんそれは言っちゃダメよみたいなKYパパになったりするのかなあ。それも楽しみだ。はは。ところでKYって誰だ?なんてね。