幼児教育が与える影響、の記事を読んでみて

成人した被験者を比較した結果、就学前教育を受けた群は、受けなかった群に比べて、高卒資格を持つ人の割合が20%高く、5回以上の逮捕歴を持つ人の割合が19%低かった。離婚率も低く、生活保護等に頼る率も低かった。[Perry Preschool Projectに関する日本語の文献はこちら(PDF)。「月収2000ト?ルを超える者の割合は実験群か?対照群の4倍て?、家を購入した者も実験群か?3倍高かった」という]

な、なんと、、、。むむ、、、と思ったら、こんな補足。

興味深いのは、この実験が「IQスコアの向上」に長期的な効果をもたらしたわけではないことだ。就学前教育を受けた子どもたちは、最初のうちは一般知能の向上を示したが、この傾向は小学2年生までに消失した。代わりに就学前教育は、さまざまな「非認知的」能力、例えば自制心や粘り強さ、気概などの特性を伸ばすのに効果があったとみられる。

なるほどなあ。
点数取ることよりも、考えて、自制心ができて、というのはそっちの方が重要だものな。おもしろい。幼児教育のたぐいは先のことが見えない上に、読み書きがどれだけできたかに注目がいくけれど、実際には大人になってどう影響があるのかの方がきになってたので、参考になる。ふむふむ。