磐田に帰った時の出来事(一日目)

けっこう慌ただしくすぎた二日間、とりあえずいろんなことがあったのでメモ。書いてみたら思いのほか長くなったので、二日分分けてみます。

土曜の朝、ゲゲゲを見てから母親に駅まで送ってもらいちゃっちゃと新大阪へついて新幹線に。浜松の駅まで迎えにきてくれた奥様と娘、改札出たところで娘とハグしたら、さみしかったのよモードにスイッチが入ったように無言で抱きついてくる。何度も書いてるけど、今回長期で帰省するにあたって一番大変なのは娘だと思う。もう少し小さければ事情も飲み込めていないまま毎日過ごすだけのはずで、もう少し大きけりゃ開き直って楽しめたのかもしれないけれど、「お父さんがいない」とか「いつもの家と違う」とかなんかそういう事実だけがはっきりと理解できるはずなので、けっこうきついだろうなあ、と。まあ、結構楽しそうにはやってるようだけど、親よりも周囲を見回すことができるのできっとたくさん気を遣ってるんだろう。

で、そのまま駅ビル的ポジションのメイワンの五味八珍で昼食。ちょっと早かったけどその後のタイミングではどこの店もかなり込んでたのでそれはそれでよかったのかも。浜松といえば最近はうなぎより餃子のようで、確かに餃子の店みたいのはよく見かけるけどどこがどうなのかというのはさっぱり(食べにいってないだけ)で、まあ老舗のラーメン屋で出てくる餃子がテレビでも取り上げられたとか書いてるので、特別なものではないにしてもスタンダードってことなんだろうな。

しかし、暑い。もうね、動く気なくすね、あれは。荷物もあったのでとりあえず磐田まで戻って家でぐた〜〜とする。本当はヤマハスタジアムジュビロのホームゲームがあって見に行きたかったのだけど、特にサッカーに興味がある訳でもない3歳の娘をつれて外で座ってみてるのもきつそうだったので早々にあきらめてちょうどやってた磐田の夏祭りを見に行く。磐田で祭りと言えば10月、夏祭りは屋台が並んでバザーみたいな感じで、神社の祭りとは違ってのんびりとやってるような感じの。

まずは祭りと関係なく地元のかき氷屋へ。夏はかき氷、冬はあずま焼きという大判焼きみたいなやつが名物で、地元で人気の老舗。入るなりジュビロの練習着の人がいたと思ったら多分ラグビーの方の選手。しかしなんというかガタイいいよなあ。むむ〜。体の大きな男子が3人でかき氷かき込んでるとかなかなか見応えありました。


その後屋台を冷やかしながらふらふらするのだけど、娘にとってはまさしくお祭りで、歩くごとにすべての屋台で立ち止まり、あれがほしいこれが欲しいと叫んでわめいて。つい先日「あれはだめ、これはだめ、とかよくないよね」とか書いたくせにさすがにそれにつきあう余裕はなく。いやあ、子供ってこわい。早く小学生くらいになって「全部で500円だけやぞ」とか言って突き放してみたいものです。

娘が一番釘付けになったのは金魚すくいでも綿アメでもなく、地元の小中学生が披露してた一輪車クラブの発表会。通行止めになったステージみたいな感じのところで10人一組くらいの小学生や中学生が一輪車でくるくる、と。僕も初めて演舞(というのかな)を見たのだけど、最初はなめてかかってたのだけど「県大会二位」の小学生が桁違いにうまくて、うわ、これはすごいと見入ってしまった。娘は衣装や髪の毛やそういうのを見て「レイちゃんもやる!もう大きくなったからやりたい!」とテンションだだあがりw なんで小学生女子はあんなに一輪車好きなんだろうとかなかなか疑問なんだけども、まあ、本人がやりたいのなら、なにか一つちゃんとやらしてやってもいいなと思うのですよ。

別に一輪車じゃなくても、最近はダンスがはやってるようだし、バスケでも水泳でも、習い事をたくさんやらせるような余裕は多分ないと思うけど、でもまあスポーツとか団体競技で仲間と一緒にがんばるとか、そういうのはやったらいいと思うのですよ。本人が考えて決めてがんばるのなら。


終わってから記念撮影してるお姉ちゃんたちのところに突進して、もう本人は一輪車クラブのメンバーのつもりでやたらと機嫌がいい。「ピンクのスカート履くの!」ともう一輪車よりもそっちの方がいいのは明確w さてさて、、、と。

屋台はやきそばに餃子に磐田名物「おもろ」となんだか異国情緒(僕的には)たっぷり。そういえば浜松から磐田に向かう電車の中でメキシコ人の旅行者と同席して、日本語も上手だったけど「静岡の名物はなんですか?」と聞かれ、「お茶、やきそば、おでん」というとどうも腑に落ちない様子(そりゃそうだ)。なぜか地元出身でスペイン語学科卒の奥様はだまったままで、僕がつたないスペイン語で話すとメヒカノ達は大喜び。学生の時にサラマンカで少し勉強したんだよ、とかいうと「俺も昔サラマンカに行ってたぞ!フィエスタとチュピテリア(テキーラのショット屋)ばかりでハッピーな街だったよなw」と上機嫌。磐田につくころには「おい、サラマンカ」と呼ばれる始末。いやはや。まあ、楽しかったけどね。


娘と風呂に入って、昼寝もしなかったので横になったときにはぱったりとすぐに寝付いた娘。寝たのを見計らって仕事始める父ちゃん。やれやれだぜ。でもまあ、物量が多いのとかはいいのだけど、ここからはいつ呼び出しがかかるかわからない状態なので、できる限りのことを前倒しですましとかないといけないしなあ、なんて思ったりするしね。まあ、そんな感じ。