友人と飲みに行って考えたこととか

昨日は仕事終わりで友人と飲みに行った。4つ上なので友人と呼ぶのが妥当なのかよくわからないけど、先輩後輩の間柄でもないし、主従関係も無いので友人と呼ぶのがいいんだろう。もう6年半になりますよ。フラミンゴでライブやったのがもう6年前だなんてね。僕が26で彼が30。年取ったねーw

一緒にイベントやったりCD作ったり徹夜で討論したり、今となってはすごく昔の事のようだけどあの時は楽しかったなあといまだに思ったり。今から思うとかなり適当だったなあと自分の事を省みたりしてね。にいさん、僕も大人になりましたよ。

何だかんだで年に一度くらい飲みに行って、ややこしい中間的な話や儀礼的な話をせずにずけずけと話せるのはそういう密度の濃い時間を共有してたからなんだろうな。子供や仕事やiPhoneやマレ地区の話なんかをしたりまあいろいろ。いいなあ、マレ。パリの中でも好きなところだ。ミクリの店、写真美術館、Place Vosge(こんな綴りだっけな)、そしてLoire dans la Theiere!!いろんな国を旅行してきたけど、屋台とかみたいなプリミティブな所をのぞいて、本当に好きなカフェなんてここと10年くらい前のさらさ富小路とefishと六曜社地下店と中崎町Lightsくらいのもんだ。タルトタタン食べたい。

もとい、案の定待ち合わせに仕事が押して遅れて、一時間半も待たせて、行った店の閉店30分前というひどい状態でしこたま文句を言われて、何でそんなに仕事がきついんだベイベー、見たいな話になる。参ったな。こっちだって知りたい。いや、わかってるけどさすがにここには書かない。大人だからね。

誰でも知ってる様な大手メーカーで中堅のポジションに居て、まあ多分仕事も出来るんだろう人が冷静に話を聞いて、そんな調子でいろいろ大丈夫なんかとかそれでお前は続けて行けるのかとか心配されたのだけど、まあ、ギリギリながらもワープワってほどでもなくブラック企業というほどでもない絶妙な状況で踏ん張ってるのは、仕事がキツイながらもオモロいのと、自分で何かをやるところのリスクに比べりゃたいした事ないと思うのと、後はまあ仕事のできる上司がいて、その人の見てるビジョンなり目標なりに自分が頑張れば力添えできるだろうという変な自信。例によって根拠なんてないけど。一緒に仕事したいと思う人が社内にいることは幸福だ。

会社は守ってくれないとかワークライフバランスがどうだとかあるけど、会社が潰れたら元も子もないし、真面目に就活してちゃんとした会社に入る事をさけて通ったり、入った会社を上司がつまらんとかそんな理由で気軽にやめて転々とした自分に残されてるオプションはそんなになくて、その中で取れるリスクと家族の事と仕事のやりがいみたいな事を考えたら、とりあえず後二年くらい踏ん張って自分で切り開くしかないわけで。中小のベンチャーとか制作会社なんてそんなもんだろ。とりあえずあと2年か3年かは必死でやろうと思ってるけど。

この状況が後二年続くと思うとゲー吐きそうになるけど、それで結果出してそれでもどうにもならんなら仕方ないし、状況は良くなってきてるからそれで結果出せなきゃ後は自分の問題だろう。幸いなのは奥さんがそういうのを全部飲み込んで黙ってついてきてくれる事だなあ。うむ。そういうのがあるからゲゲゲみてもいろいろよけいなことを考えてしまうんだ。本当に。

雇われてサラリーマンしてる以上、自分どうこうより会社の利益に貢献する事が全てで、会社の、というか上司の評価が上がることが自分の事につながるだろうと、もう社畜丸出しな考え方をしております。5年前の自分が見たらせせら笑ってそうだけど。でもまあ、今はそんな風に考えている。

仕事をするのは会社のためで自分のためじゃない。秘密も漏らしてはならない
Maxwell いわく、「キミは自分よりもっと大きいものの一部にすぎない。ホールで話すアイデア、たとえば CSS で考えついたうまいトリック、ユニボディの加工技術などはあくまで仕事の一部だ。給料をもらっているのはアップルを成功させるためだ。自分のエゴを満足させるためにブログに書いたりしてはならない。

と、アップルですらそうなんだ。デザインチームで働いてる西堀さんの話を聞いていても魅力的な会社なんだけど、やっぱり個人じゃなくて会社なんだ。あとはその会社がどれだけ魅力的かというそういう話。その辺は上の人に任せたいと思ってる。

と、飲んでてそんな話をした訳でもなく、「まあ、キツイけど楽しいですよ」くらいの事を言ってたのだけど、何となく自分の思ってる事をまとめておきたかったのでだらだらとかいてみた。twitterでフォローされてる友人に会うと「そんなにいろいろ書いて大丈夫か?」とよく言われるのだけど、まあ、死にゃあしないだろ。娘の写真がテレビのニュースに出てたのはさすがに引いたので自重してるつもりだけど。いまんとこは、まあそんな感じなんだ。

といいつつ、なぜか病院の両親学級に参加するために乗ってる新幹線で会社のMacBookとイーモバ持ってこんな日記を書いている。Dropboxのフォルダには修正すべきスケジュールや調べとかなきゃ行けないサイトのリストやなんやかやが放り込まれてる。会社では今日もクリエイティブの人が鋭意出社中。やれやれ、と言いたくもなるけど、まあ、しょうがない。なんだ、この長文。完全に自己満足じゃねえか。ま、いいや。