京都のこと

今まで何度も日記に書いてきたけど、僕ら夫婦は京都が好きだ。学生時代をまるまる過ごした街だから思い入れや思い出や好きな店も当然多い。学生時代には知り合い程度でとりたてて仲が良かった訳ではなかったけれど、でもまあ、やっぱり今でも遊びにいって一番落ち着くのは京都だ。いや、京都どすえ。

なんとなく突然京都のことを書いておこうとおもったのだけど、京都と言えば在日ファンクの「京都」やくるりの「京都の大学生」が最近は幸せな気分になれて好きです。「京都の大学生」は名曲。

お客さんと話していて、「京都に引っ越そうかと思うんですよ」と言われたところからふと話が広がる。「前に京都に住んでいて、やっぱり京都楽しかったなあと思って」というのでその手の話は大好きなので食らいついてみる。どこのパン屋がうまいだの、ラーメンはどこが好きだの。「あれ、京都すんでたんですか?」「大学が京都だったんです。西院に住んでましたよ」とかなんとか。まあでもあれだ、どこに住んでたとかどこで遊んでたとかって話になるとやっぱり右京区の大学生は、左京区に対してすごくコンプレックスを持っていたという話になる。みんながみんな、って訳ではないと思うけど。なんていうのかな、「けっ、左京区とかカフェとか古い喫茶店とかレコード屋とかなんやおしゃれやと思ってんのか」みたいなね。地元の人はそうでもないのだろうか。

でも大阪も似たようなところあるよなとこないだ気がついた。淀川から北にすんでる人はなんかこう鼻持ちならない感じがあって、それは僕が南大阪の人間だからなんだけど、「けっ、なんや北摂いうたらおしゃれやとか思ってんのか」とへんなコンプレックスを一方的に抱いている。それに気がついてみたら確かにその感じに似てるなあ、と。

自転車でふらふら出かけたり、鴨川あたりになんかいい感じの店がちょこちょこあったり、空は高いし寺や観光名所が多くて散歩には困らない。ええ感じの店がええ感じの距離感であって、大阪ほど散在してないし規模がでかいわけでもない。ん〜、やっぱりいいなあ京都。

京阪沿線なら淀屋橋まで一本で出られるので、意外と働くのにはそんなに不便じゃないのかと思ったりもするけれど、いや、大阪に住むのと同じで結局京都で家を探そうと思うと向日市とか伏見とかになったりするんだろうな。が、子供ができて改めて京都で生活したいかといわれると全然そんなことはないんだけどね。まあ、年に何回かがっつり遊びにいって、たまに泊まりがけでご飯食べたりイノダでモーニングしたりできたらそれでいいやと思ったりしてね。ふたりも小さいのがいたら家族で泊まりとなったらわざわざ京都なんかいかなさそうな気がするけどね。

ま、なんてことのないどうでもいい話です。わざわざ日記に書くほどのことでもないのだけど、考えてたことをいちおう記録に残しておく、という個人的なお話でした。