自分の音楽ライブラリについての覚え書き

この辺の記事を読んで、今後自分の音楽ライブラリをどうしようかということを少し考えた。

まず、年末の大掃除の時にCDは大量に処分した。と言ってもケースだけなんだけど、中身を残して不織布のスリーブにまとめて入れてストックを縮小化。売ってしまうことも考えたけど、せいぜい200枚くらいのものなので好きなものは置いておこう、と。おかげで靴の空き箱三つ分くらいが一つ分に収まった。
かなりすっきりした。

で、最近はほとんどCDを買ってない。それは自慢すべきことではなくてあまり余裕が無いということなんだけど、モノとしてのCDに固執しなくなったのでほとんどレンタルですましている。だって、音楽というか楽曲そのものはレンタルしてもCDでも同じだものね。となると、正直なところモノとしてCDを買うとかダウンロードするとか、10曲で3,000円程度のお金を払うということは、モノとしての代金というよりはアーティストへの支援というか援助というか、「作品」を買って意思表示をする、みたいなことなんだと思うのです。つまり「私はあなたの音楽が好きです。だからこれからもがんばってください」を形にするというかね。インディーズで手売りだとその辺は明確なんだけど、メジャーでドーンとでてると、誰に対してお金を払ってるか、というのがよくわからなくなる。

まあ、いずれにしても今のところK2レコードという巨大なクラウドというかデータセンターがあるので、イメージとしては図書館と同じで、基本的にはデータセンター(店)に必要な音楽はそろっていて、そこから必要なものを適宜ピックアップしてるようなイメージ。で、手数料とか保管料としてレンタル料金を支払うという仕組み。自分としてはすごく納得がいく。で、この人のアルバムは支援したいから300円で借りるんじゃなくて3000円支払う、と。自分的になっとく。

とはいえ、買っても借りても基本的にはAACに256kbpsでリッピングしてiPhoneiPodで聞いていて、ステレオで聞くのもやっぱりMacからAirTunes通して聞いてるので、それはそれであれだなあ、なんてことになる。なので、家でゆっくり音楽聞きたいときはやっぱりちゃんと聞きたいし、まあ音がいいなんてのもある程度のところを越えると完全にオカルトなので、ある程度のスピーカーとある程度のアンプがあれば、ケーブルとか電源とか振動とかうんぬんかんぬんやり出すと地獄に成るし、そこまでの余裕は無いのでそこそこでよくて、でもまあMP3よりはCDなりレコードなりでゆっくり「ちゃんと」音楽を聴ける環境を作るというのは気分的にも大事だなと思うわけです。

アメリカの調査会社大手 Nielsen SoundScan によると、2009年度のアメリカ国 内におけるアナログ盤の売上は、最初の半年で前年比50%も増加。年間トータルでは250万枚にも上るということで、これは2008年度の190万枚に比べてなんと33%もアップしているのだ。

ソースはないけど、どこかで見た気がするのが、アメリカではレコードの販売と一緒にMP3もつけている、というような記事。つまり、家で聞く用途のレコードと、iPodに入れる用のMP3。両方一緒にすることでユーザの利便性が上がってるというような。そうなると嬉しいんだけど、まあ日本では無理だろうな。

とにかくそんな感じで、これからもK2でCD借りていろんな音楽聞くだろうし、子供がいたらできる範囲に成ってしまうけど、気に入った音楽があればCDとかレコードとかライブとか、そうしてちゃんとお金を払って音楽を聴くことは辞めないようにしたいなと思うのであります。何を当たり前のことを、と思うけど大事なことだと思うんだけどね。

ということで良い時間なので寝ます。おやすみなさい。