植草甚一収集誌

学生の頃、周りに好きな友達が何人かいてよく名前は出てきてて大まかなエピソードや、タモリがコレクションの離散を避けるために4000枚のレコードを引き取ったとか、蔵書は50,000冊あったとか、まあいろいろ話は聞くのだけど結局本は読んだ事がなかったのであらためて。

文章自体はライトで読みやすくて、テーマは違うけど宮脇檀から建築の話を抜いたようなそんな感じ。面白いかと言われると難しいのだけど、とりあえず他にもいろいろ読んでみようと思う。

興味深かったくだりは、モダンジャズの勉強をするのに、何枚か買ってはお金が足りなくなったらと売って新しいのを買いにいったというところ。最終的に蓄積されて行くものはあるにしても、そういう人でもどんどん放出して行くんだなあ。

とりあえず、自分のCDは中身だけ残してケースをがっつり捨てたけど、レンタルで済ませて省スペースにするのもいいけど、逆に欲しいものはレコードで買って置いとくくらいがいいのかもなぁ。

アメリカではレコードとデータを一緒に買えるというのがあると耳にするけど、それが一番いいのかもね。Amazonで見てていいなと思うのも、基本的にデータ落とせるならiTunesで買えばいいやと思うし、それでも置いておきたいならジャケット大きい方がカッコいいもんなあ。

引っ越して、レコードどうしようかとおもってたけど、それはそれでちゃんと使うのがいいかもなとおもったり。ハウスとジャズとボサノバで50枚くらい。そんなにおおくないけど、ちょうどいいくらいかなあ、と。うむ。

本を読んだら、なにか一つは教訓みたいなものを身につけたいとなんとなくおもったりしてね。