ホッテントリのダイノジ大谷の日記が実際にすばらしい件について

芸人さんの裏側の話は、実際のところあまりオープンでなくても良いと思っていて、笑わせてなんぼの人が、苦労話や何やかやで泣かせたり感動させたりするのは、なんか違うような気がする。もちろん「なんば壱番館」はとても好きな番組だったけど。

で、はてなで人気エントリになってたダイノジ大谷の日記が、子供の話だったというのもあってぐさっとささった。子供が幼稚園の受験に失敗して、奥さんがへこんでたというのだが、そこから始まる自身の回顧がもうすごいのだ。が、クライマックスはやっぱり最後の方、なんかもう、愛にあふれててまいった。

臆病ものの息子は面接会場に入る寸前、怖くなってその場にへたりこんだそうだ。
そんとき、とっさに妻がもっていたチロルチョコを差し出した。
そのチロルチョコは私のライブに足を運んでくれる
お客さんが外側のカバーをダイノジの写真でプリントした
オリジナルのチロルチョコで、それをたまたま妻が所持していたのだ。
妻はこう言った。
「のんちゃん(私のこと)がついててくれるって」
すると涙目の息子は
「うん、がんばる」
と弱弱しくつぶやき、中に入っていったそうだ。
面接官の
「今日は誰と来ましたか?」
という質問に
「のんちゃんとママです!!」
と、大きな声で答えたそうだ。

インターネットは玉石混合で、くだらないニュースや下世話な話題がまあ大半で、僕の日記もほとんどはとるにたらないことなんだけど、テレビや新聞に載るほどでもない、チラシの裏にでも書いておけば良いようなことでも、ささるところでぐさっと真ん中に届いたりするから、やっぱりなんかすごいなといつも思います。ブログも、twitterも、誰もが何かしらを発信できるというのは、怖いし、下らないのだけど、でもやっぱり素敵なことだ。こんな日記も手帳にでも書いておけば良いんだけど、ま、それはそれってことで。

では風呂に入って寝ることにします。おやすみなさい。