民度と地域と生活インフラ

勢いでもう一つかいてみることにする。
具体的にはまだずいぶん先の話になるけれど、どこで生活するか、ということはよく考えるし奥様とも良く話をする。どんな生活をしたいか、ということは少なくとも僕らにとっては「どこで生活をするか」ということとほぼイコールなんです。いや、みんなそうかな。


交通、生活インフラ、価格、もろもろ要因みたいのはあるけれど、最終的に大事なのはその街、エリアの持つ空気感みたいなものや生活する人の民度なんじゃないかと思うのです。いや、じゃあ自分はどうなんだと言われると別に対して偉いわけでもないし、人のことをとやかく言うつもりはないのです。でもね、例えばモンスターペアレンツと言われるもろもろの人も、自分としてはややこしいことを言ってるつもりはなくて、「正当な要求」をしてるに過ぎないと思うわけです。自分の信念にもとづいてね。ま、正解中の紛争はだいたいその「信念にもとづく正当な要求」がお互いに相容れないからおこってるのだとおもうけれども。もとい、そういう街の空気感や民度みたいなものってのは、家賃や分譲価格が安いか高いか、というところにある程度左右されるものなんじゃないかと思います。そういうのは子育て系の掲示板をみてても良くかかれていますけどね。



子供を育てる環境としてどうなのか、みたいなことはよくいわれるけれど、例えば交通量が多いとか自然が多いだとかもあるけれど、結局は地域の空気感のほうが大事なような気がします。もちろんコミュニティの帰属意識が希薄になって、マンションが建ったら住民の種類ががらっと変わって、みたいなことはあるのだと思うけれど、なんというか、まあ、そういうことです。


今日一緒にのみに行った友人は谷町九丁目にマンションを買って住んでるのだけど、谷町辺りはけっこう住民の民度が高い、という。「プラスの方向で思わぬ誤算」と言っていたけれど、そういうのは実際に住んでみないとわからない部分であるのは確か。


例えば堺や寝屋川、西宮みたいに、会社までドア to ドアで1時間以内、ってのが一般的な通勤圏内なんだろうけど、車がないと生活できないとか買い物とかも含めて電車が必須になるくらいならいっそ都心の方が良いと思うし、かといって車の多い都心が子供に取っていいのかと言われると素直に返答しづらいのだけど、でも子供が大きくなってから夫婦で映画やライブに出かけられる生活、ってのもやっぱりいいなと思うわけです。なにより通勤時間が短くて、生活と仕事が近隣で完結するのがいいなと片道一時間半の通勤をしてる今は思います。


今漠然と思うのは京橋近辺か阿波座、なわけですが、阿波座は交通はすごく便利だけどその分値段が高めで、しかも生活のインフラがけっこう半端なんですよね。魅力的なお店はおおいのですが。
谷町、玉造、森ノ宮。その辺も、なんだか良さそうだな、と思います。中央区、ってどうも人が住む感じの名前じゃないですが(イメージ的にはオフィスが多そうだけど)でも中古マンションの物件数とかはけっこう中央区、西区が多いんですよねえ。家探しをする4年、5年後にどうなってるかわかりませんけどね。



ま、そんなことを日々思って気がついたら駅でリクルートの住宅情報誌をこりずにとってきて、またいらないゴミが増えるわけです。まいったなあ。