天才とかイケメンとか凡人とか

なんとなく思い出したので書いてみる。凡人のストーリーが好きだ。自分がたまらなく平凡で凡人なので、なんというかかっこよくてすごい人にそんなにシンパシーもないし感動することもないよなーと思う。セコい話だけど仕方ない。まあもうすぐ38になろうというのにそれをぐじぐじ言うつもりはないのだけど、よくよく振り返るとそういうもんだなーと思う。

小中の頃にモテるような、面白くて、スポーツが出来て、女子にモテるタイプが苦手だったな。今のサッカー選手でいうと槇野みたいなタイプが苦手。かっこよくて、背が高くて代表にも選ばれてチームのムードメーカーでインタビュー聞いてても面白い。太刀打ちできないもんな。

バンドマンでもそうだなー、かっこよくてかっこいい歌うたっててギターうまいとかもうどうしていいかわからんよね。サケロックとかくるりとかサンボマスターは安心するよなー。身近に感じる。


と、漫画読んでて思い出したのです。弱虫ペダルの手嶋先輩や、ハイキューの山口。ああいう平凡な弱い人間のストーリーが描かれてるとやっぱりグッとくるよなー。当たり前なんだけど、少年漫画のスポ根モノは気軽にインタ杯出すぎやと思う。もちろんそれが絵になるんだけどさ。結構頑張ってクラブやってたと思うけど(そこそこ適当だったけど)、やっぱり全国は遠いもんな。ヒーローの話をするならそうならなきゃいけないんだけどね。ハイキューは凡人多いので共感感じるんだよなー。それがすごいなといつも思う。


そんな風に思いながら大きくなってきたけど、家族って自分のことを全部肯定してくれるからやっぱりすごいなと思う。親にはいつも怒られてたけど多分同じことなんだろうな。家に帰ると子供らが飛びついてきて(最近早く帰れるようになった)一緒に風呂に入ってキャッキャと言ったりする。自分がどう思おうが今の所彼らの世界は僕が守って大きなところを占めていて、自分のことを必要としてくれてる。かわいいかわいいと眺めていた3年くらい前までと違って、はっきりと求められてるということはとても心強い。それは学生の頃なんかの恋愛関係と違って、よく思われようとか、嫌いになられたらとかもなく、条件も譲歩もない関係。いいなあ。たまらん。大きくなると大変なことも増えるけど、7歳と4歳の子供と接してると自分が満たされる事をとても感じる。

平凡な人間の平凡な家庭だけれど、とても楽しいのだ。なんとなく自己嫌悪とか卑下したりとか抱えながら長らく生きてきたけど、子供らには何の関係もないしね。


まあ、イケメンはイケメンなりの悩みや苦労を抱えてんだろうな。とにかく来週発売の弱虫ペダルが楽しみですよ、ということでした。落書きみたいなもんだなこれは。