娘さんが過剰歯の手術を受けてきた

歯の生え変わりの時期の1年生、なかなか前歯が生えてこないのもあって歯医者でレントゲン撮った時に余分な歯があるということで和泉市のこども医療センターにかかってた。不安視してた歯も生えてきて当面の問題はないんだけど、上顎の歯茎の中で上を向いてるから放っておくと鼻の方に抜けてくることもあるとかで、上顎をめくって歯を摘出するという想像するだけで顔を歪めるような手術をすることになって昨日泊まりで行ってきた。

全身麻酔をするので、万が一に備えて一筆書いて保証人も立てて、そういう状況が余計に切迫した感じを与えたりしてなかなかビビってた。僕も37年生きてきて盲腸みたいなことも含めて手術なんてしたことないのに、小学1年生にはなかなか過酷。本人には詳細を伝えず、でも何があるかは理解させないと不信感にもつながるし、やんわりと嘘はつかないように告知。悲壮な感じにならないように送り出した。いや、見送ってもらったのか厳密には。

前日から検査で入院して、比較的リラックスしてる風を装っていても(そういうフリは得意なので余計に困る)、多分すごく怖かっただろうなあと思う。僕は僕で仕事のピークがずっと続いてるけど気が気じゃなくて細かいミスしたりもして。


今朝無事に手術も終わって、全身麻酔が覚めてくる夕方くらいに無事退院したらしいけど、奥様から聞いた感じじゃやっぱり辛かったろうなと思う。こればっかりは替わってやることも出来ないし、本人が選んだことでもないから巡り合わせってのはなかなか不公平なもんだと思うけど仕方ない。ただ無事でいてくれと思うだけで。口の中を切ってるからマウスピースみたいのをつけてしばらく過ごさなきゃいけないんだけど、それもストレスだろうし日常生活に諸々の制限もかかるだろう。具体的にできることはしてやりたいし、そうじゃなくても気持ちを支えてやることはしばらくちゃんと考えなきゃいけないだろうなと。よくやったよ。


で、もう一つ大変なのはお母ちゃんがお姉ちゃんにつきっきりで最優先になることで弟のヤキモチやらのケアも大切で、現に姉ちゃんが入院してる2日間は幼稚園休んでばあちゃんと2人で過ごして、僕も仕事早く抜けさせてもらって一緒にご飯食べるようにしたけど、やっぱりどこか落ち着かないしいつもと様子が違う。そりゃそうだ。息子にとってプライオリティーの高い2人が生活の中からいなくなって過ごすのは初めてのことで、2人目らしい甘え方で過ごしてるけどなんとなくぎこちない。

これからしばらくは何かにつけてお母ちゃんに相手してもらえないなんてことも増えるだろうけど、そこはやっぱり僕がフォローしてやらなきゃなと思うわけで。風呂でも歯磨きでも、「お父ちゃんイヤ!お母ちゃんがいいのー!」なんて言われるからどうなるかわからんのだけどそれでもやることはやらなきゃいけない。


もちろんお母ちゃんも大変。パートがなにやら慌ただしくなって最近残業が増えて、ただでさえ子供を幼稚園やら学童保育やらに迎えに行くのが遅くなってるところに、娘が学校行けないとかで仕事行けないとか休んだら仕事先も回らなくなるとか、いくら主婦のパートとはいえ責任感もあるし大変。給料上げてもらって解決する話でもないし、上がったら上がったで扶養控除が、という話になる。なんだこれは。国が悪いのか。否、なんちゅーか、子育てはやっぱり過酷ですよ。社会の不寛容だとか核家族とかなんかそういうのはいいとしても、子育てそのものが過酷。むむー。

そんな中でばあちゃんが時間作って息子の面倒見に来てくれたり、妹が仕事の休み調整して遊びに来てくれたり、同僚が打ち合わせの資料を終電越えてまで残って仕上げてくれたり、本当にいろんな人にいろんなところで支えられながらなんとか繋いできてるような状況で感謝感謝です。その、お姉ちゃんのケアしてたら弟が放置されるってのは子供いない人にはなかなか理解されにくいのもあるけど、でもらそれと同じことはいろんなところで玉突き状におこってるはずで。


いろんなところで、いろんな人に助けられてる。本当にそれはありがたいことだなと痛感します。皆様どうもありがとう。

まあしばらくはいろんなことをゆっくりやっていこうと思いますよ。やらなきゃいけないことはそれなりに山積みだけど。