京都西京極総合運動公園にパープルサンガ - ジュビロ磐田を見に行ってきた

我が家の恒例行事、磐田出身の奥様と磐田アウェイ戦を見に行くツアー（といってもまだ3回目）は今年は諸事情により京都まで出張。去年は家の近くで見れたんだけどね
→去年：長居にセレッソ - ジュビロを見に行ってきた - Web屋パパの子育て日記

京都は僕と奥様が学生時代を過ごしたところなので、アウェイチームを見に行ってるけどなんとなく複雑。そして町並みもセンチメンタル（西京極とかある意味完全にホームタウン）なのでなかなか楽しかったです。紫の服の人が多い中で、とくにユニフォームとかでいくわけでもないけど青っぽい服装の一家4人。

日本代表の伊野波も復帰してて、1年での復帰を目指すジュビロとなんだかんだと4シーズン目のJ2を迎える京都。2002年には1st, 2ndの完全優勝を成し遂げたジュビロと朴、黒田、松井を擁して天皇杯をとった京都が、12年のときを経てJ2で戦うなんてなんとも世知辛い。時は残酷。その松井が磐田に入ったシーズンであたるので、サッカーはとてもセンチメンタル。選手のコールの時に松井の名が呼ばれると京都サポーターからも暖かい拍手。JリーグはW杯よりも身近でわかりやすいドラマとストーリーがあるので、やっぱり楽しいのである。

▼上から2人目黄色い靴が伊野波

試合は前半から磐田ペース。そりゃ降格したとは言え去年とほぼ戦力かわらず2位をキープしてる磐田と、大黒山瀬あたりが奮闘してるだけの京都とではだいぶ戦力も違う。駒野、伊野波、前田の代表クラスの選手はやっぱり生で見るといい動きしてるし、Jに復帰したばかりの松井はファールとオフサイド連発するけどやっぱりうまい。はじめてみたけどペク・ソンドンという韓国の選手もめちゃめちゃ動きがいいし、ボランチに入ってたフェルジナンドというブラジルの選手もよかった。ここにポポが入って、山田金園がベンチで控えてるのでかなりのもんだなと思う。

伊野波のしょうもないオウンゴールもあったけど、試合は全体的にジュビロが完勝。右サイドの駒野が崩して前田が決める、というパターンはなかなかの見応え。松井やペク ソンドンみたいなうまい選手がおおいので、なんだかんだと持って行ってPKとって、あとは駒野がうまいこと放り込めば前田伊野波フェルジナンドという長身の選手が完全にゴール前を制圧。

ジュビロ強いわ。が、しょうもないミスもちらほらあり、J2ではこれで乗り切ってるけど来年以降同じように戦えるかは微妙。1998-2003年くらいの最強時代をよく覚えているだけに残留争いとかエレベーターで往復するだけのジュビロは見たくないな。が、松井、前田、駒野、フェルジナンド、と高齢の選手が中心になってきて、とりあえず上に上がるにはそれで十分だけど、将来見据えてやって行くには山田や金園がちゃんと活躍しないと厳しい。けがもあるだろうけど調子いいとはいえ前田にスタメンとられてちゃいかんのだ。とはいえ、山田、金園、松浦はみんな今年で26の同級生。この辺とかユースから選手を育てて行くとか、そういうことをちゃんと腰を据えてやらないと古豪復活は遠いなーというのが率直なところ。

結局、サッカー見てて面白いのは強いチームが地元にあるってことで、あとは西京極はスタジアムがそんなになので、ヤマハみたいに古くてもいい専用スタジアムがあって、点とって勝てるチームがあれば絶対楽しいんだと思うんだけどな。奥様の実家に帰省するときはだいたいタイミングが合わず試合見に行けないんだけど、来年こそはいいタイミングで行ってみたいな。長居でも見れるだろうし。

W杯も楽しいけど、Jリーグは技術とかレベルとかとは別のところで楽しい。早くJ1も再開してほしい。