東京旅行 Day2 131025:NOZY COFFEE、現代美術館、銀座、新宿
二日目。そういえば前にネットで見たなんかおしゃれな感じの珈琲屋なんだっけなあ、とふと思い出した朝。twitterだったかinstagramだったかで誰かが行ったやつを見てふぁぼってたはずだとTLをさかのぼってみるけど見当たらない。なんとなく三軒茶屋の近くだったという記憶をたよりにググってみたらけっこうすぐにたどり着いて、小一時間で行けそうだというのでバスを乗り継いでモーニング珈琲飲みにいく事に。
▼母の実家大森に泊めていただいてて、操車場近くのこのガードレールみたいのがずいぶん昔から好きでたまに見に行く。ワープしそうな感覚。
バスを2本乗り継いでたどり着いたNOZY COFFFEE、すごくいい。写真で見て高低差のある店内がすごく印象的だったのだけど、入ってみてびっくり、扉を開けたら中二階にロフトみたいにカウンター席があって、オーダーと焙煎の工房は半地下。ストーンと広く抜けた室内がすごくかっこいい。ずるいなあ、東京。全体的にとても好きだ。
>>NOZY COFFEE|シングルオリジンコーヒー専門店
▼珈琲はシングルオリジンのストレートをフレンチプレスで。カタカナばっかりやけどすごくいい。
それから歩いて三軒茶屋まで。東京の路地裏とか住宅地とかはすごく好きだ。おもむきがあるし、高低差があって街の表情が起伏に富んで、どの家も軒先に緑を並べている。都市部の豪華さなんておまけみたいなもんだと思うんだけどどうだろうね。
それから足を伸ばして東京都現代美術館へ。吉岡徳仁の個展をやってたのだけど、現代美術館も初めてで楽しみだったし、吉岡徳仁って家具やプロダクトのデザイナーとしてしか認識してなかったのだけどとても面白かった。一部だけ写真を撮っていい事になってたのだけど、光と影、白くて透明で浮遊感のあるあの感じが空間全体ですごくセクシャルに表現されててとても面白かった。インスタレーションは並べてるだけじゃなくて空間を支配して、言葉でうまく説明できないけどその場に行くと全体がふわーっとわかるというあの感覚がたまらなく楽しい。
地中美術館のジェームスタレルとか、草間弥生の「永遠の永遠の永遠」でやってた「魂の灯」、直島家プロジェクトの南寺とか宮島達夫のやつとか、そういうのと同じで「透明のふわーっとした感じ」はこの展示でしか体験できないので東京近郊に住んでる人は是非行ってみた方がいいです。あと、その透明な浮遊感と、清澄白河の駅からの道のりの下町感のギャップがもうたまらない。ぜひ駅から徒歩で。
そして新宿に向かう道すがら銀座に。鍛金の工芸家、阿倍野の稲垣さんの作品がシセイドウギンザにおいてるというので見に行ってみる。工房には何度も足を運んで作品はいつも目にしているのだけれど。
▼ギンザに置かれた稲垣さんの作品。次の夏にタンブラー欲しいんだよなあ。
▼そしてすぐ隣、資生堂パーラーの地下でやってた森村泰昌のベラスケス展も見に行きたかったのでついでに寄ってみた。相変わらずで、すばらしい。プラド美術館で実際に撮影したとか。(衣装は作品内で実際に使用されてたもの)
▼そして新宿伊勢丹。灯しびとの発起人である堺の陶芸家福岡彩子さんの器を見に。
新宿伊勢丹、良かったなあ。1階で深澤直人デザインの椅子に皆川明の布地を貼ってマルニが作ってる、というのをやってて、女性の知人から「キャー、見たい!」とコメントもらってたけど、いやあ、なかなかいい椅子でした。肘掛けで10万程度するけどちゃんと一生使えるものだし、きっちり作ってあるなあという印象。個人的には欲しいと思わなかったけど、でもなかなか素敵な物でした。
伊勢丹 : 新宿店 : 伊勢丹新宿店ブログ
そして僕的にテンションあがったのはミナよりも食器コーナーに並んでたベルント・フリーベリの器。これ、大山崎山荘にガラスケースに収まって並んでるやつが、普通に百貨店で(ガラスケースには入ってたけど)値札がついて売られていると言うこの状態がヤバかった。
世界中の陶磁器が楽しめる「ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK 2013」 | Fashionsnap.com
大阪の伊勢丹もあれくらいがんばったらええのになあ。
新宿に行ってたのは翌日結婚パーティーを控えた友人のバチェラーパーティで、呼び出して、飲ませて、みんなでわいわいいいながらぶっつぶして帰すという一番印象に残るようなやつをやりました。楽しんでもらえたようで何より。歌舞伎町の奥の方のもつ鍋、かなりうまかったなあ。また行きたいけど子連れでは行きにくそうなエリアなのでアレ。ははは。