奇跡/ 是枝裕和

今からちょうど一年前くらいの映画。見たかったのだけどやっと見れた。「しつこい感動映画になってなくてよかったな、と思った」とは是枝ファンの奥様の弁。いやはや。


いやあ、なんというかもうまえだまえだがぶっちぎりでかっこいい。なんていうのかな「小学生男子的かっこよさ」をやりきってて、むずがゆかったり面白かったり思い当たる節があったり。電車の話にもなりきらず、感動や冒険の話にもなりきらず、小学生男子の日常のかっこよさみたいなものが描かれていて、とてもむずがゆい。

子供の視点や、父親とか周りの人間の反応、図書の先生が好きとかなんかもうニヤニヤしながらみちゃうんだけど安易な感じじゃなくておもしろかった。うちの小さいのも、あと10年もすればあんな立派な小学生男子になってくれるんだろうか。そして立派な厨二男子になるんだろうか。いやあ、おもしろいなあ。男の子のいる父親にはおすすめです。

そして九州新幹線といえば忘れられないのがこのCM。去年の3月11日の昼飯食いながら「かっこいいなあ、これはいいなあ」と思ってけっこう話題になるかとも思ったらそれどころじゃなくなって、でもたしかカンヌのCM賞をしっかりとってた、てやつね。これの28秒目くらいのところが、少し風景がかぶるのかな。