USJよりも近所の砂場

某イベントで景品にもらったUSJのチケットが月末までで、半年放置してきたくせに焦って出かけようとする日曜の朝。いざ荷物を持って出かけようとすると、駅までの途中にある公園で「お父ちゃん、ここで遊びたい」と言い出す娘。あれだけ行きたいとダダこねて、駅の看板とか見ては「イキタイイキタイ！」とか叫んで、YouTubeでUSJ見せろとか言ってたくせに、いざ行くとなると目の前の誘惑に勝てない娘。胸が痛いのは気のせいだろうか。

USJやで？スヌーピーもセサミストリートもおるんやで？と聞いてみるが本人の意思は固く、とどめに、とYouTubeで楽しそうな動画を見せてもうんともすんともいわず。で、結局砂場だけで遊具も特にない小さな公園で必死に遊び出した娘。

いや、まあ楽しそうだったからいいけどね。前にも一度あったけど、上着来たままで寝転がったり這いずり回ったりする娘。汚れるのは別に良いけど、ふむ、そこまで遊びたいならしょうがない、と、父ちゃんも革靴だったのだけど一緒に遊ぶ。

なんだこれ、どうしたら良いんだろうw

いやあ、でも結局のところ、子供にとっては遠くの知らない遊園地よりも、知ってる遊具が一杯あって、前にも父ちゃんと一緒に遊んだ公園の方が楽しいんだろうな。おもちゃでも、公園でも、絵本でも。前に一度こんなことして遊んだ、こんなことがあった、と楽しい記憶が刷り込まれて、成功した体験が残る。もちろん「泣いてダダこねたらおかし買ってもらえた」とかも同じことなんだろうな。なにを説得されたか、約束したかじゃなくて、「買ってもらえた」だけ残るはず。むむむ。

どっかに行きたいのも旅行したいのも、真新しいものを求めるのも結局は親の方で、子供はもっと毎日公園で遊びたいとか、そんなようなことを求めてるんだろうな、きっと。わからんけどさ。そう思うと、無理して気を使って遠出をするより、例えば休みをまとめて取って毎日公園いくとか、そんな方が楽しいんだろう。父ちゃんが息抜きに温泉行きたいとか旅に出たいとか、娘にはそんなのぜんぜんどうでも良いんだろうな。うん。まあ、ちゃんと記憶に残るようになるまでは、遠くや海外は置いておくことにしよう。海外？いつになることやら。