息子の名前のこと

前回のあれやこれやで懲りてはいるけれど、名前のことについてはきちんと記録しておこうと思う。表立ってどうこうというより、自分用の記録。

息子の名前は壱(イチ)。
娘がレイで次がイチ。安直だ。とても安直だ。でもまあ、親としてはやっぱり必死に考えたのです。兄弟で海の名前とか山の名前とか同じ字が入ってるみたいな感じで、やっぱり兄弟はなんだかんだいっても支え合って張り合って、ずっと長いこと一緒に生きていくんだし、ちゃんと二人のつながりが感じられる名前にしたかった、というのが一つ。

娘の名前は孔子五常の徳から一文字とって「礼」としたのだけど、仁義礼智信の残りの4文字、けっして嫌いではないのだけどどうもしっくりこない。仁は後の方まで候補に残ったけれど。女の子の名前はけっこう早くに考えたのだけど、男となると、さて、どうしたものかとしばし悩む。夫婦と娘がイニシャルが「IR」なのでそれに縛られたりもしたけれど、もう全部取っ払って一から考えよう、ということになって。ん?イチ?

0/1となるととてもデジタルな名前で、お父ちゃんの職業的にもけっこうありかなあなんて思ったり、まてよ、1ってことはフラグがたつんだからいいじゃないかとハッと気がつく。僕が好きな言葉、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい。」てのがまさにそうじゃないか。人生には成功フラグも失敗フラグもいっぱいあるけど、フラグが立たないよりはやってみて失敗して、ダメフラグが立てばまだそこから学ぶことはできる。やらない、怒られないじゃ前に進めないし学ぶことは何もない。いや、仕事でもなんでも結局一緒。キャプテン翼岬太郎のお父さんが言ってたこの言葉、お父さんが描きたかったのも岬くんがサッカーしてたのも奥様の実家の静岡での出来事だ。ははは。

じゃあ娘はフラグ立てずに0でいいのかといわれると、まああれだ、女の子は女の子らしく(こんなこというと左の人に怒られるけど)しっかり生きていけばいいんだ。うん。


すべての数字の基準だとか、男なら一番を目指せだとか(耳が痛いけど)、娘が零号機パイロットと同じ名前だから次は初号機の胸に輝く1だとか、まあいろんな理由らしきものはあるけれど、これから力強く生きていってくれればいいなと思います。壱という字は「壷」が気で満たされている充実した状態だという意味もあるので、まあ、なんだか元気そうだしいいじゃないか。男の子は元気が一番だ。

ひょうたんから生まれた壱

ま、名前はとても大事だけれど、結局は名前だ。あとは本人ががんばってくれればいい。


旅人よ 後ろにはできたばかりの道がある


前には道はない。強く生きていける男になってほしいと、父は切に願います。