iPadを触って来た。

明日も出社して企画書とかサイトマップとか作って、5つくらい平行して動き出しそうな案件の準備を進めることにする。平日では動きが取れない。段取り悪いのだけどたまには力仕事も必要。で、今日は早めに切り上げて帰りにAppleStoreによって帰る。もうえらい人だ。結構な数が並んでたけどどれも埋まっててそれなりに待たされる。むむ。

ようやく順番が回ってきたのでおもむろに手にとって見ると、重い。先に店によってた上司が「思ってたより結構小さいぞ」と言ってたけどまさにその通り。思ったより小さくて思ったより重い。

それなりの大きさで全面にガラスがついているのでやっぱり重くて、ずっと手で持ってると確かにしんどそう。本を読むのに適してるかというとそれも微妙。でもあれだ、汎用機であれくらいの感じで本が読めるとかゲームが出来るとかビューワーとして使えるならかなりのものだ。

大きいiPhoneだ、みたいに言われるけど、iPhone使ってる人にはそれがどの位魅力的かよくわかるだろうし、教わらずとも使い方がわかってるというのはやっぱりすごいことだな。アフォーダンスがあるとはいい難いけど。

思ったことを一通り書いておこうと思うけど、キーボードは慣れないと大変そうで、使い方としては各種メディアのビューワーってのが一番いいんだろうな。写真、ネット、動画。中に入れておくのもいいしネットのを探すとかクラウドでおいとくとかいろんなやり方はあるだろうけど、これからいろんなサプライヤーがそこに乗っかって商売をするようになって、マンガも本もビデオも、場所を取らずにそこで見れるようになるならかなりお得だよなあ、と。

フォトフレームとして、カーナビとして、動画プレーヤとして、かなりいろいろ楽しめそうだ。いいなあ。いやあ、いい。

開発的にどうだとか、独裁的だとかなんとか言われるけれど、そもそもMacなんてマイナーで肩身の狭いものだったのでそんなに気にならないなあと思ったりしてね。iPhoneFlashがなくて困ったことなんてほとんど無かったしなあ。

みんながiPhone持ってiPad使ってみたいのは気持ちが悪いと思うけど、でも、これは売れるだろうな。ネットとメールとデジカメの写真取り込む位しかしないような人はむしろMacすらいらなさそうだ。64GBとか今となっては少なそうな気がするけど、40GBのPowerBookで長らく生きていたものな。全部をやり通すのは無理があるとしても、例えば内の娘が大きくなったらデスクトップなんかじゃなくてこういうのを標準的に使うようになるんだろうなんて思ったりしてね。

ハイスペックのMacBook Proと大容量のNAS、そしてiPadがあればもうデスクトップなんて必要ないんだろうな。専門的に特化した用途が無い限り。恐ろしい時代だ。

そしてあとはあれね、iBookでもKINDLEでもなんでもいいけど、独自フォーマットで囲い込んで自分の利益を確保するようなガチガチのことをやらずに、ユーザが使いやすい形で電子書籍やマンガや新聞が流通したらいいのになと思いますね。Apple自身がガチガチになってるのも事実だけど、iTunesでアルバムの数曲だけしか売ってないとか、アメリカでやってる映画レンタルやTV番組のバラ売り。販売チャンネルが増えれば機会獲得にもなるだろうし、印刷してトラックで運んで後でゴミになるよりもよっぽどエコなんだけどなあ。メディアとしての本は大好きだし必要だと思うけど、ハードカバーを買ったら電子書籍がついてくるとかしたらいいのになあ。マンガを売ったらAppleに拒絶されたとかもあほらしいけど、それを踏まえた上で幅広い人に届けられる形式があったらいいのになあ。エロ本置いてない本屋なんて微妙だものな。

いやはや、楽しかった。でもとりあえずiPhoneのアップデートに備えます。なんでもかんでもは無理だし、今の暮らしでは具体的な使用シーンが見えないのもまた実際の所だなと思いました。家のMacと会社のMacBook、そしてiPhoneがあればまあ等分はいらないなあ、と。まあ、そんなことをぼんやりと考えたりしている内にもうすぐ電車は到着。今日はサッサと寝て明日一日頑張ります。