娘をしかる

土曜は近くの錦織公園で精一杯遊んで、昨日はレインボーヒルにライブ見に行って、今日は奥様の後輩が転勤になるからその前にと遊びにいく予定だったのだけど、僕が少し風邪気味っぽいので家で留守番。明日までには戻しておかねばなあ、と。

娘ともたっぷり遊んで、機嫌良く過ごしてきた連休が、なんだか後味の悪い感じで終わりです。それは今日の夕食の席。

ご飯に納豆かけて、おいしそうに食べていたのだけど(娘は納豆大好き)コップのお茶を飲もうとしたものの手がぬるぬるになってるのでつるりと滑らせてこぼしてしまう。まあ、大人でもしかたない。それはまあ良しとして、しばらくするとスプーンでお茶をすくって飲んでいて、それだとけっこうこぼれてしまったり、汚くなったりするので一旦コップを離して置いた。すると僕が手に持ったコップに娘が手を伸ばして残ってたお茶がびしゃ、とこぼれる。あらあら。ま、ここまでも良くあること。問題はその後だ。

布巾で机やぞうきんを拭いて片付けて、娘に「ごめんなさいは?」と聞くと笑ってごまかす。子供なんだからそれくらい、とか言われそうだけど、あかんもんはあかんと教えているので、自主的に謝ることは少ないとしても、ちゃんと「ごめんなさいは?」と聞くとばつが悪そうに「ごめんなちゃい」とか言うのだけど、今日に限って娘は挑発的な感じ。他に気をそらそうとしたり、睨みつけたり。明らかに僕が怒ってるのを理解してて、その上で気をそらそうとしてる。捕まえて正面で向き合って「ちゃんとごめんなさいっていいなさい」と言うけどどんどん図に乗って気をそらす。「おかあちゃんは?」と洗い物してる奥様に助けを求めるのだが、奥様は「そらあんたが悪い。ちゃんと謝りなさい」と言うだけ。それでも父ちゃんよりは優しいので母ちゃんにもたれかかったりべったりしたり。

母ちゃんに言われてちいさい声で「ごめんなさい」と言ってみるのだけど、ひそひそ声でわざというものだから「聞こえへんよ」と返してみて、その後はついにお絵描き帳を取り出してくる。些細なことの積み重ねではあるのだけど、たまにはがつんといっとかんとなあ、と隣の部屋に電気をつけないまま放り込んでふすまを閉める。当然暗闇の中に放置されるので娘はギャン泣き。数十秒して扉を開けると目と鼻と口からいろんなものを流した娘が出てきた。久しぶりに見る姿。反省よりも恐怖が先に立っていて、その後もごめんなさいとは言えなかった(言える状態ではなかった)のだけど、まあ、たまにはこういうのも必要だろう、と思っております。暗闇に対しての恐怖とかがトラウマにならなきゃ良いなと思うけど、それはそれでいいようなきもするし。

頭も良くなってきて、口もずいぶん生意気言うようになってきて、しつけというかなんというか、こちらも今まで以上に一生懸命向かい合わないと大変になってきた。いつもは楽しく仲良く遊んでるけど、ちゃんと怒るべきところは怒らないといけないなあ。その分姿勢を正した親にならなきゃいけないのだけど。その辺はこちらもまだまだがんばらんとねえ。