飯炊き鍋「かまどさん」

先日伊賀に行ってきたと書きましたが、その時に購入したのがこれ、「かまどさん」。
▼かまどさん 3号炊き
かまどさん

ご飯を炊く用のお鍋、この手のやつ欲しかったのですがなかなか機会が無く、で、義父が使ってるやつの窯元で窯出し市があって磐田から行くというので、奥様と娘を迎えに行きがてら伊賀で合流してきました。

個人的に良いなと思ってたのもあるけど、母親が欲しいというので購入することにして、ま、同居してると一個あれば十分だし、自分とこのはまた改めて買えば良いか、と。

大阪から西名阪で2時間ちょっとで到着、磐田からは四日市あたりで渋滞にはまったようでしばらくかかりそうだったのでさきにざっと見て回る。この窯出し市というのが思いのほか大きい規模で、浜松や名古屋、滋賀に神戸和泉とけっこういろんなナンバーの車が集まって、名阪の出口から結構な量の車が連なっていたくらい。
> 恒例の「長谷園窯出し市」開催のご案内

大きな窯が一つあって、その他の窯や個人でやってる作家ものまで結構幅広い感じの品揃えがあって、見ていて飽きないし、むしろ器好きなので結構テンション上がり、あれもこれもと物欲は止まらず。
とはいえ親と同居してると器に対する欲求はけっこう抑制してて、前に白洲正子の展示見に行った時も「ああ、そういうのいいよねえ」とか興味ないふりして必死に押さえたりしてね。いや、実際今器いらんもんなあ。でもまあ、出会ったものは一期一会だし、良いものは買わなきゃいかんかなあと思ったりします。

▼ちなみに忍者いました。伊賀だけに。
20090505伊賀F3.13

で、今日さっそくご飯を炊きました(やったのは奥様ですが)。最初におかゆを炊いてでんぷんでのりをするようにして、それから本丸の白米に攻め込みます。「正しい米の炊き方」という感じのレシピブックに、ちゃんと「はじめチョロチョロ、中パッパ」と書いてました。当然赤子が遊ぼうと構ってきても蓋は取らないよう、炊いてる途中は風呂に入れておりました。

▼はじめチョロチョロの図
20090505 NIKON D60 no.2

少し固めの炊きあがり、水加減と炊く時間は慣れだと思うのですが、ちょっとおこげが出来ていて、けっこういい感じに炊きあがりました。おいしかった。

▼炊きあがりの図
20090505 NIKON D60 no.74

友人宅は毎日鍋で米を炊いていて、いいなあと思う反面けっこう手間もかかるだろうなと思うのだけど、いやあ、でもそういう感じってなんかいいよなあ、と。アナクロであることが良いことなのではなくて、ちゃんと毎日を楽しんでいるというか、手間を楽しんでるというか。ま、実際に食事の準備するのは奥様で、多分わが家ではみんなでそろって食事する週末だけになるかもしれないけど、でもまあ、家でご飯食べる時間を大事にするというのはなんだかとても大切なことのような気がします。

白いご飯もあれだけど、炊き込みご飯とか楽しみだな。うむ。なんかいい感じだ。