保育所の説明会に行ってみた

市役所で21年度の保育園園児募集説明会があったので、朝から市役所に行ってみた。一斉に応募を掛けて、希望を聞いて、12月の頭から順次募集を行なう、と。
で、まあ行ってみたのだけど結果としてはあまり芳しくない状況。というのも、実際に募集をして応募が重なった場合は重要度言うか優先度というか、そのランク順に選ばれていくことになるのだけど、母子家庭や既にフルタイムで働いている人が優先的に選考されるということで、それでいくとうちのように「これから働こうと思ってて、仕事探すところです」というのは、緊急度が低いので後回しになるのだという。

しかもそれだけならまだしも、うちはじいちゃんとばあちゃんも住んでいるのだけど、保育所に入るには同一世帯の中に子供の面倒を見ることが出来る人がいる場合には当然その対象にはならない、というわけです。65歳以上、病気療養中、などなどの明確な免除理由が必要ということで、どうやらうちの場合はぜんぜん当てはまらなさそうな雰囲気です。ははは。太極拳で忙しいとか、一日子供の面倒見るのも不安だなあ、とかでは公的な理由にはならないのです。そりゃそうだ。

家族全員が「求職中」みたいな状態となって、4月から通うとすると5月末までに仕事を見つけないといけない、てのは全然現実的じゃないわけだしね。それに子供を預けるためにうちの両親にさらに負荷をかけるのは根本的に違っている気がするのもあります。まさか「子供預けたいから春から仕事探してくれ」なんて筋が通る訳がない。
まあ、うちが子供を預けようとしてるのは仕事に追われてるからとかそういうようなのではなくて、パートに出て生活のリズムをとりたい、というようなことなのであまり優先的に決めてもらえそうな感じではないのは確かだけど。でもおかしなもので

  1. 仕事を探したい
  2. 子供を預けよう

という順番を踏むならなかなか決まらない、というのはどういうもんなんだろうね。

それでいくと順番的には、

  1. 仕事を決める(産休から復職する、とか)
  2. 無認可の保育園に預ける
  3. 認可の保育園の空きを待つ

ということじゃないときちんと仕事には就けないような状況で、それが大阪市内みたいに無認可の保育園の選択肢があるところならまだしも、河内長野みたいに公共のサービスがいまいちなところだと必然的に選択肢もない訳で。

市役所の人も「無認可のところは園庭もなく同じ部屋で保育をしますので不安はありますけどね」と言っていたけど、どちらかというと石原東京都知事が以前に言っていた「園庭がないから認可できないというのがナンセンスで、働く女性にしてみたら駅前など便利な場所にあってこそ女性の自立が支援できる」という姿勢の方がやはり市民としてはありがたい。ま、立場やなんやが違うのであれだけど、無認可は不安だとかあおるのはやっぱよくないわなあ。
橋下知事がその辺り具体的にどう動くか、これからすごく楽しみなところではあるけれど、実際に目に見える効果はたちまちはなさそう、というかそりゃ無理だわなあ。

というようなことで、どうやら保育園に通うのはなさそうです。
とはいえ、週に3日までなら一時預かりという形で私立の保育園が面倒見てくれたりもするそうなので、その範囲で働くなりなんなりするってのもありなのかなあと考えたり。もちろん正式に(というのかしらないけど)保育園として預かってもらうのよりは割高で条件も異なってくるのだけれど、それもありかな、と思ったりしています。

なにも子供の世話をするのが嫌なのではなくて、子供には子供で、家でマンツーマンで見てるだけではできない体験をしてほしいと思うし、なにより子供にとっても奥様にとっても、慣れない僕の地元での生活で少しでも横のつながりが持てたら良いなと思うからこそ、同世代の知り合いが出来るとか、奥様も働きに出て家族以外の知り合いが出来たら良いなと思う訳で。いや、実際ね、子育てとか、旦那の親と同居とか、そういうのもストレスはあると思うけど、それより何よりまわりに知り合いが誰もいないというのが、奥様にとっては一番辛いと思うので、なんとかそれをサポートしてあげたいなと思うのですよ。

まあ、数年後にまた別のところで生活をするかもしれないし、2歳や3歳の記憶なんて僕自身ほとんどない訳だからそこまで重要視することじゃないのかもしれないけれど、それでもやはり精神衛生的に健やかに暮らせるのが、子供にとっても僕ら夫婦にとっても大切なことなんじゃないかと思います。難しいけどね。