大阪市内に住むという選択

仕事の打合せで玉造にあるお客さんのところへ。そのままエンドクライアントへの打合せで旭区まで車で移動。京橋、鴫野、野江、なんて地名を抜けて関目辺りまでたどり着く。大阪市は広い。個々の広さは別にして24区もあるわけで東京よりも数だけは多い。しかも東区と中央区、大淀区と北区がくっついて今の状態だからもとは26もあったということか。すごいなあ。


中古のマンションをざっと探してみるとけっこう驚くのが中央区の物件数が多いこと。中央区って、心斎橋とか南船場とかけっこう町中のイメージがあるけれど、よくよく考えたら今日走ってた京橋や谷六、玉造辺りも微妙に他の区と接しながらも中央区なんですよね。確かに物件多い。森ノ宮なんてでかい公園に目を取られがちだけど、東側(は、東成区だけど)はごっそりと住宅地だし、谷六当たりもマンションは多い。


以前西区に住んでいた時、引っ越した理由は単純で「友達が住んでいたから」というものだったのだけど、もちろんその近辺が以外と便利で生活しやすかったのでそのまま4年も住んでいたわけですが、どこか市内で引っ越しを、と考えてたときに候補だったのが谷六〜玉造辺り。この辺も交通の便もいいし、会社と住宅がいい感じで混ざってて、にぎやかなのに静かな感じの街ですからね。


今の会社は西区で、年内には本町辺りに引っ越すかもといっているので、結局は西区にこだわる必要もないと思ってますが、やっぱり会社までは自転車で30分以内、というのが理想的だなと思います。15分くらいが一番いいな。


学生のときに短期留学で滞在したヨーロッパの街のように、生活と仕事と遊びと友達が全部コンパクトにまとまっているのが僕にとっては理想の生活で、通勤に一日の1/8を費やしてる今、それなりに通勤時間を楽しんで入るけど、やっぱり家は近い方がいいなと思うのです。


もちろん住宅の費用と自分の稼ぎの問題があって、同じ費用で築30年60平米の大阪市内と、築10年90平米の堺市内、さてどちらがいいのかといわれるとなかなか難しい。「子供に取っていい環境」なんて本当にあるんだろうかと思うし、僕自身は河内長野で育って都心へのコンプレックスしかなかった感じなので(映画見に行くのに往復1,500円なんてまっぴらだった)便利なところの方がいいよな、とおもうけど、価格と利便性と、なんかそういうのを図りにかけるんだろうな。


今はまだその選択を突きつけられたわけじゃないので真剣に悩んでるわけでもないのですが、最終的にはどこでどんな生活をするのか、そういうことを嫁とつかみ合いのけんかでもしながら決めて行くんだろうなと思います。


ま、車にのって出かけるのとか、便利でいいですよ。
でもそれが本当に必要かといわれるとよくわからない。例えばモールにいくのも同じで、オールインワンでワンストップで、なんでもあって子供連れでも気兼ねなくて、なんだかんだで毎週どこかのモールに行ってるけれど、僕自身はどうしてもモールが好きになれなくて参っている。必要悪みたいなものだと思うんです。コンビニ弁当の保存料とか添加物も同じというかね。冷凍餃子みたいな中国製食品も同じですよね、きっと。


てことで、理想と概念と、経済的事情と子供の成長と、そういういろんなものをひっくるめて「生き方」みたいなもの全部を考慮して家を選ぶんだろうな。今はまだよくわからないけど、大阪市内に住んで生活も仕事も子供の送り迎えも、そういうのもコンパクトにできるのが僕は一番いいなと思う。年収が100万くらいあがればそれでも問題ないだろうな。
なんだろう、あの河内長野や金剛あたりで中古のマンション1000万、みたいなざっくりした感じね。まいったなあ。