奥様と子供たちを迎えに行く朝

電車に乗って、東へ。お腹の大きな奥様と、新幹線に乗れて大喜びの娘を新大阪で見送ったのが6月の末。今日磐田まで迎えに行って、明日帰って来る。長い帰省生活がようやく終わる。新しい暮らしが、始まる。

娘と、奥様とこんなに離れて暮らすのは初めてだったな。自由になるお金がもっとあって、仕事もややこしくなければもっと遊んでたのかもしれないなあとか思うけど、いや、そうでもないか。はは。今日も誰かは出てるだろうし、僕も月曜はタスクがたっぷり残ってる。月金の休みはカウントしないようなもんだと思ってる節があるからなあ。子供が幼稚園や小学校に行くようになる頃にはもっと違うスタイルで仕事するようにならなきゃいけないと思うけれど。ここを乗り切って。

なんと言っても楽しみなのは息子だ。生まれてから数えるほどしかあっていない。産後入院してる間は面接時間も短いし奥様も疲れてるからたっぷり相手もしてやれなかった。娘の事ももちろん大事なんだけど。奥様から送られてきた写真を見るくらいで、どんどんデカくなっていく様だけが伝わって来るけれど、さて、息子との暮らしはどんなだろうか。どうせ仕事で遅くてあんまり変わらんやろ、という冷静な意見はおいといてね。

今日は、息子の誕生祝い、娘の七五三、ばあちゃんの還暦祝い、そしてさらにひいばあちゃんの米寿祝いとまとめてどどんとやろうというお祝いのイベントだ。みんなが元気でいるという事は本当に素敵な事やなあ。ゲゲゲ見てても、お母ちゃんが「無理せんでよ」と言い続けるその気持ちもわかるし、それでも頑張る父ちゃんや藍子ちゃんの背中も良くわかる。体が一番大事だ。でもそれで家族を支えているのだという自己満足にも似たささやかな自尊心だけが僕を支えてくれてるのも事実だ。万難を排して立ち向かうような、そんな強い意思は持ち合わせていなくて、義務感とは少し違う、責任感だけが僕を突き動かしてる。悪い気分じゃない。

奥様と子供が帰って来たら何かが変わるんだろうか。そりゃ変わるよね。そりゃそうだ。でもまあ、結局は同じ事だな。やる事やって、飯食って寝て、生活をするのだ。新しい生活だ。中にいる人はなんも変わらんけど、人が1人増えるんだからまあ何かは変わっていくだろうな。

3ヶ月、長かったなあ。新幹線、たくさん乗ったなあw 往きは節約のためアーバンライナー。帰りはその浮いた分で始めての三人がけ。娘、初の子供料金。