「個展 忌野清志郎の世界」 @HEP HALL【ネタバレあり】

長々と日記書きましたがこれで最後。

忌野清志郎ラブな感じは今までも日記に書いてきたけど、まあ、僕ら夫婦は清志郎ファンの中では新参者の方だと思うし、実際にライブで見たのはせいぜい3回くらい。でも、長さや密度なんて関係ないね。だって好きなんだもの。
忌野清志郎の世界。去年のフジを思い出した。

内容は、清志郎の写真、レコード、ポスターなんかがずらっと並んで、ジャケットかっこいいレコードなんかは買ってもいいなとちょっと考えてみたりもしつつ、その後に出てきた衣装がなんだかすごかった。ああ、これ見たことある!という「ブーツ」って描いてあるブーツとかが並んでたり、派手な衣装を近くで見たらすごく細かい刺繍があったりきれいな記事を使ってたり、いや、近くでみると本当に派手。いや、すごい。

清志郎が描いた絵も面白くて、でも一番心が引かれたのは、2009年1月のサインが入った静物画。まったくもって闘病中、亡くなる4ヶ月前に残した絵。なんだかショッキングだったなあ。そしてその時に絵を描いていたというのが、なんだかとても嬉しくなったりもしました。なんかね。あとは、自画像が並んでいるところで、ガンが発覚した直後にスキンヘッドで描いていたもの。その後に、少し生えてきた坊主頭をなでている。

ちょうど06年のフジロックで復活すると言ってて再発したあの時の絵。リアルタイムで流れてるその時間軸のことをちょっと思い出したりして切なくなったり。

高校生の時のノートで「あと何日休めるか」を記録とってたりとか、作品集と書いたノートに走り書きで「私にあこがれ、恋いこがれる人にささげる」って書いてるのとか、ポイントポイントでぐっとわしづかみにされてしまうのです。映像流してるミニシアターみたいなコーナーでは、ライムスターとやった「雨上がりの夜空に」のPVとかフジで最後に流れてたサイクリングブルースのビデオが流れてて、ちょっとじわっときたりとか。

あ〜、やっぱり自転車乗りたいな。引っ越してから放置してるFELTを一度オーバーホールして、ちゃんと使えるようにしなきゃ、ってのもあるけど、チャリ好きの仲間も多いのだし、一緒に出かけるのに連れてってもらえるようにしたいなあ、と。オレンジ号の実車が展示してあって、どぎついオレンジにカンパつけてサドルにお守りぶら下げて、ええおっさんがこれで走ってたんだなあ、と。僕は決して良い自転車乗りではないけれど、でも自転車が飾ってあったことで、なんだか清志郎と少し仲良くなれたような、そんな気がしました。やっぱりちゃんと自転車乗らないとな〜。

ありがとう、清志郎。中古のレコード探してみるよ。