小学生くらいの男の子と女の子

こんなタイトルですが、くるりとは関係ないですよ。ははは。


さて、夏休み、しかも盆休みで両親も休みになってくると、町中で子供を見かけることも当然のように増えてきます。
子供と言ってもあれです、高校生くらいのへんにイキって色気づいた感じとかは別に見てて何も楽しくないのであれですが、まあ、昔を思い出して恥ずかしくなったり苦笑いしたりするくらいです。


いや、小学生ですよ。
最近の小学生女子はあれですね、ずいぶんませた感じなんですね。ロングのストレート(そりゃパーマはかけないわな)を揺らして、色気のないキャミワンピ、ヒールのついた編み上げのサンダル、大人みたいなバッグを肩から下げて、130cmくらいの身長がつかつかと歩いているわけです。もちろんアクセサリーもきっちりとつけてます。しかもそれが一人じゃなくて5,6人くらいの団体で。


当然輪の中にあまり見た目の変らないお母さんが引率でいて、みんなでお出かけ、みたいな感じなんだけど「夏休みはちょっと大人っぽく」みたいな感じでりぼんとかの特集に踊らされてあんな感じなんだろうか。誰々ちゃんがイオンのなんちゃらって店で買ってもらったから私も、みたいになるんだろうな、きっと。


女の子を育てるのはなかなか楽しいのだけれど、やっぱり行き着く先はそういう感じのところに落ち着いたりするんだろうな。なんだか複雑だ。会社でそんな話をしてたら上司が話に入ってきて「小学生の漫画雑誌なんかもっとすごいで」と。お泊まりとかキスしたとかそんなようなのが盛りだくさんで、奥様が先に検閲して、あかんやつは破り取られて「安全な」所だけがお嬢さんに渡される、とかなんとか。むむ、そんなことになるのか。


ん〜、女の子は大変だな。自分が通ってきた道は全て棚に上げるけどさ。


まあ、町中で見かける女の子は(特に女の子の団体でいるような子は)全体的にやっぱりませてます。恥ずかしくなるくらいです。今の僕がみると、子供らしい美しさとか、子供らしい時間の使い方があると教えてあげたいのだけど、まあ僕も小学生の頃はませてて生意気だったし、早く大人になりたいと思っていたのでとやかく言うこともないんだけどね。


雑誌やテレビに何を吹き込まれたのか、そういうのを真に受けて飲み込んじゃうんだろうな。こわいなあ。


その点男の子は単純です。
なんでしょうか、あの小学生男子の単純さというのは。小学生の男の子の「俺的に俺最高」な感じ、あれはやっぱりいつまでたってもなくならないものなんでしょうね。
なんだか具体例を挙げようと思うと恥ずかしくなってくるのでやりませんが、まああれです、小学生、特に3,4年生くらいの男の子は、みんなヒーローなんですね。そしてみんなお母さんの小さな恋人なんだなあ。書いてるだけで恥ずかしくなってくる。みんなが自分なりの美学見たいのを持っていて(明らかにそれが見て取れる)それは女子のそれとは全然違って、独りよがりでかっこわるくて、バカ正直なんです。


文章としては全然脈略がないですが、とにかくそういうのを見てて初めて男の子が欲しいと思いました。あの見てるだけで恥ずかしくて赤面してしまいそうな男の子の正義感を手に取るように見てみたい。キャッチボールも、大きくなって一緒に飲みに行くのも別にいらないです。ただただ、正義の味方になる10歳くらいと、中二病まっしぐらな14歳、その期間だけをそばで見ていたい。ああ、これ絶対楽しいはずだなあ。ん〜。


あれですよ、これを呼んでるお母様方は何のことやらよくわからんと思いますよ。でもきっとお父様方は、何か思い当たる節があるんじゃないでしょうか。男の子がいる父ちゃんやnovさんなんかはもうニヤリとしてるんじゃないでしょうかね。ちょっとうらやましい。


ま、そこまで大きいのもあれですが、もちろん生後1ヶ月や2ヶ月くらいとかで抱えられてる子供を見て、うちの娘も大きくなったなあとしんみりすることも良くあります。誕生日まであと1週間。いや、本当に大きくなりましたよ。元気元気。
成長のスピードそれ自体はさして重要ではないけれど、1年も立たないうちにちゃんと自分の足で立ち上がって歩むことができるようになるなんてね。今でもこの1年で撮った写真をずっと見返したりします。過ぎてしまう時間は本当に一瞬。これからますます目が離せなくなるけれど、その一瞬一瞬をちゃんと残しておいてあげたいなと思うのです。


てことで、嫁と娘が帰ってくるまで、あと3日。